千葉県庁の長年の不正経理も根は絶てぬか
千葉県庁で40年にも亙って行なわれていた不正経理が発覚した。その額は30億円という。
年度内に使い切れずに余りそうになった予算を、物品購入代金の名目で業者に「預け金」としてプ−ルさせ、それで。予算では認められていない物品を納入させたり、金券などで戻させる手口だ。
これは新しい手口でしなく、昔から行なわれてきた手口である。
県庁内に監査機能もあるが、これは見て、見ぬふりをしてきたに違いあるまい。
森田知事は「こんなでたらめなことをやって、お前らは一体なにをしているんだ」と県民に罵倒されても仕方がない、と怒っている。
その通りだが、そうなる理由も、手口も目新しいものではなく、ほかでも今まで何十回と繰り返されてきたものにも拘わらず、いまだに解消されていない原因を抜本的に解明し、再発防止対策を千葉県のみならず、官庁全体で講じるべきである。
こんなことでは、地方自治の推進も不正経理の財源を増やすだけ、と言われても仕方あるまい。
村上新八
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
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