【平成の年寄り】

私は、おばあちゃん子
明治生まれの厳格な祖父や祖母に育てられた。
いゃ、学歴ありきの道徳心旺盛な、ではない
ごく普通の人としての道徳心や思いやりを持っていた祖父母
そのお手本を思い浮かべるごとに思う事がある。
自分の幼年期から中年期まで年寄りを嫌だなどと思った事はない。
年配者を敬い慕う…心の片隅にそういうものがあった。

しかしである・・・
平成も10年頃より…つまり自分が年寄りに近づくにつれて
疎ましい思いが増幅されるのだ。
現状の日本は
いろんな事件事故は起こっているもの、の、まぁ平和だと思う。
その、平和続きで平和ボケが増えすぎと思う。
街を歩けば、大きくはない信号機のある交差点で
「順方向に車が通っている」にもかかわらず
一部の若者、年寄り(歩行者・自転車で)の信号無視
何でも規則を守れ! 私は…正義が好きなのだと言うのではない。
行き過ぎた都会生活のルール違反に少し腹が立つだけ・・・。
そして
バスに乗れば携帯をマナーモードにせずその上大きな声で通話をする。
更に
二人座席に中央に一人用にして座る…それが年寄りなのだ。
近頃の若者や中年は
なぁ〜んとなく生活のルールを守っているように思える、が
年寄り(一部?)の横着・横柄の度を越えた人達をしばしば
見掛ける機会が増えている。
そのような行為
横着横暴その中身には「赤の他人に対する思いやり」の欠ける行為と
そう換言出来るのではないかと自分は思う。
年寄りというのは
明治・大正生まれの、人として行儀作法の身についた人達に育てられ
そういう事が頭の中に刷りまれているはずなのに…
いゃ、明治大正ではない、何千年以前からの共通意識、そして未来も
人が、人としての、少しの思いやりの心を忘れてはいけないと…思う。
身近な愛玩動物の、彼らに、邪な身勝手なものが居るだろうか…と。

nakanishi