鳩山が雑誌に掲載した論文に対するニュ−ヨ−クタイムズの激しい反発があったり、民主党の対米外交に関するマニフェストの論旨(普天間基地、地域協定、インド洋上給油、おもいやり予算など)に異義を唱えたり、対米関係が懸念されている。
 これらに関するオバマの考え方は示されていないが、「対話とチェンジ」を標榜するオバマだから、オバマの考え方は、これらの反応とは同じとは言い切れない。
 鳩山は、日米関係を外交の機軸としながらも、「対等」「緊密」な関係への変貌を唱えているが、その考えを直接オバマに説明したことはない。これは早急にやる必要がある。
 幸い、今月半ば過ぎには、訪米することになっているから、初のオバマと会談で、じっくりと、今後の日米関係の在り方について話し合い、「チェンジ」を含んだ日米間の外交哲学を合意し、相互の信頼関係を確立することを期待したい。
 村上新八