真木子です。

3D版にはなかったんですが、2D版を上映したところでは、最後に冬の劇場
版の予告があったそうで。
内容について情報あります?
Wとディケイドの共演でしょうけど。

第30話「ライダー大戦・序章」
カズマ、ワタル、アスムが再登場。それぞれ、士、ユウスケ、海東に懐いてい
る顔ぶれというわけですな。
さらに本物の剣崎一真と、ユウキという名前に生まれ変わった深央が。

○これまでのおさらいは抜き。
「また、この夢・・・」
近づいてくるディケイド。
周囲にライダーたちが出現。クウガは真っ黒のアルティメットフォーム。
ライダーたちの混戦を見つめる夏海の背後に、鳴滝が現れる。
「ディケイドはすべての世界を破壊する」
「違います! 士くんは破壊者なんかじゃありません。むしろその逆です。ラ
イダーたちを守ってるんです」
「君は何も分かっていない」だから、分かるように説明してくださいってば。
「彼の通った後に残るのは、ライダーの屍だけだ」

そんな人じゃありません!と叫んで目が覚めた。
最後に「士」と呼んだ声はディエンド? 落ちて割れたガラス瓶は、オープニ
ングの再現ね。
「俺がどうしたって?」
なんでもないと否定して、出ていく夏海。

○コスプレはタキシード姿。
「結婚でもするのか?」
「ならいいが、葬式かもしれんぞ」
「不吉なこと言わないでくださいよ!」
これが最後の旅になるような気がする、と言う士。
《もしも士くんの身に何か起こるんだとしたら、その時は私が護らないと》
ユウスケが声をあげて指さした先を見ると、イクサとレンゲルが戦っている。
少し離れてギャレンとサガ。さらにはカズマとワタルも変身して戦い始めると
ころ。
ライダーだけでなく、ファンガイアとアンデッドも戦っている。
「ファンガイアがキバの仲間になっている」
それはべつにいいんじゃないの? キバはファンガイアの王なんだし。
「ブレイドとアンデッドもな」
まるで、キバの世界とブレイドの世界の戦い。
栄次郎が口にした言葉を借りれば、ここはライダー大戦の世界。
ブレイドにイクサがやられた。
今度はキバたちにレンゲルが。退却するブレイド組。
世界の融合が進み、キバとブレイドの世界がひとつになったらしい。

ワタルに近づいて、事情を聴く3人。
ブレイドたちを倒さなければ、キバの世界が消えてしまう。ひとつの世界にキ
バとブレイドは共存できない。だから、自分たちの世界を護るための戦いだと
言う。
ファンガイアの女王も現れた。
ワタルと共に、人間とファンガイアが共存できる世界を作ろうとしていたのに、
ブレイドたちが来てぶち壊した。おまけにキバの世界を消し去ろうと戦いを挑
んできたから、迎え撃つしかない、と。
ワタルに協力を求められたユウスケ、
「どんな理由があろうと、ライダー同士が戦うなんて間違ってる」
中立は認めないと言う女王。
士は、「くだらないな。俺は帰るぜ」
背を向けて歩み去る士に、ファンガイアが飛びかかる。が、振り向きざまに変
身と同時に一撃で返り討ち。
「俺はすべての破壊者だ。俺に触れるものはすべて破壊する。覚えておけ」

○光寫眞舘。
ワタルとカズマの写真を見た栄次郎が、これまでの士の写真を集めたアルバム
を繰って懐かしむ。
「これまでいろんな世界を旅して、するべきことはしてきたつもりでしたけど」
「それで問題が解決したわけじゃなかったんだな」
むしろ世界の危機は増すばかりだな、と士はまるで他人事。
急に背景ロールの前に行った夏海、この光景を何度も夢に見ていると告白。
「じゃあ、正夢になるかもな」
「いえ、絶対にそうさせたくないんです! そのためにも、ライダー同士の戦
いをやめさせないと」
「そうだよ。それがこの世界で、士のするべきことだ」
「勝手に決めんな! だがまあ、裏で誰が動いてるかは、見当がつくがな」
見やった先に、鳴滝出現。
「ディケイド。君と馴れ合うつもりはない。だが当面の敵を倒すためなら仕方
ない。見たまえ」
オーロラのスクリーン映ったアポロガイスト、
『世界を1つに。そして、その世界を、偉大なる大ショッカーが手にするのだ!』
「世界の融合を加速させているのはアポロガイストだ。それを止めるには、大
ショッカーを倒すしかない」
「まさかおまえ、俺に」
「頼む。世界を救ってくれ」第2話からさんざん非難しといて、これですか。
さっさと消える鳴滝。
大ショッカーを倒すには、ライダー同士が力を合わせないといけない。
というわけで、ユウスケがワタルを説得しに行くことに。
カズマ担当の士は拒否するが、久々の笑いのツボに負けた。

○BOARD。いつの間にか、カズマが社長?
訪ねてきた士に喜ぶカズマ、一緒に戦ってほしいと頼む。
そこに、ユウスケがワタルを連れてきた。
「単刀直入に言う。ワタル、カズマ、今すぐ戦いをやめ、俺たちと共に大ショ
ッカーを倒すんだ」
融合は大ショッカーのせいだと説明するが、キバがいる限りブレイドの世界が
消えるのでは納得できない。
ユウスケは、そんなの嘘っぱちだと主張。士も、ライダー同士を戦わせて消耗
したところを消し去るのが狙いだと言う。
なぜそう言い切れるかと訊かれ、「俺の言うことはだいたい正しい」
だが、それぞれ相手に仲間を消されたカズマとワタルは睨み合い。
「自分の世界にだけ固執していては、世界全体を救うことはできない。今は自
分の世界のことを考えるな」
「それは自分の世界がないから言えることだ!」
「そうです。あなたには護るべき世界がない。まして、自分が何者かさえも分
かっていない」
俺たちの気持ちは分からない、と背を向けられた士、泣きそうな感じ?

ワタルに追いすがるユウスケのところに、キバーラが駆けつけた。アポロガイ
ストがファンガイアの女王と結婚式を挙げようとしているという。
ワタルは、「仕方ないさ。強い組織と組まなければ、生き残れない」
聞きつけたカズマと罵り合いになりかけたところで、士が、「もういい。俺が
片を付けてくる」
ユウスケの同行も拒否する士。
「つくづく分かった・・・。旅をして、仲間ができたつもりでいたが、ただの
勘違いだったようだ」背を向けて歩きだす。「仲間なんか作るもんじゃない」
悲痛な顔で見送ったユウスケ、「ワタル。カズマ。おまえらこれでいいのか?」

○十字架がいくつも立つ林の中。十字架はキバの世界の、林は響鬼の世界の象
徴ですね。
サガとファンガイアたち対鬼たちの戦いを目撃する夏海。響鬼の世界も融合し
てしまったのだ。
アキラ=天鬼と轟鬼がサガにやられた。
ライダーたちが皆つぶし合ってしまうと心配する夏海の横に現れたのは、劇場
版の橘さんみたいになった剣崎。
「おまえたちは何か勘違いしてるようだ。本当の敵は大ショッカーではない」
問い返す夏海には答えず、目をそらした間に姿を消した。

サガを相手にピンチの響鬼を、海東の銃撃が救った。
「師匠!」
「まだまだ修行が足りないなぁ、少年くん」
よろよろと起き上がってきたサガを返り討ちにする響鬼。

海東がアスムに状況を説明。
「君たちは、生き残りをかけたライダー同士の戦いに巻き込まれたのさ」
「生き残り?」
「彼らは別のライダーを倒さないと、自分の世界が消えてしまうと思っている」
という言い方からすると、それは正しくないわけね?
「そんなことのために、アキラさんや、トドロキさんは・・・」
うつむくアスム。
「泣いているのかい」
「すいません。2人とも、大切な仲間でしたから」
「仲間・・・か。そのお宝は、まだ持ってないな」

○社長室から外を眺めるカズマ。
士のかつての説教を思い出し、「仲間か・・・」

○教会。
アポロガイストと女王が祭壇へ。
「参列者の諸君、よく来てくれた。この契の日を境に、君たちは永遠のものと
なるのだ」
「おまえたちはアポロガイストの中で、永遠に生きるのさ」
アポロガイストの顔にステンドグラス模様が現れ、多数の透明牙が参列者を襲
ってライフエナジーを奪う。
「乾ききった命の沙漠に、ライフエナジーがしみわたっていくのだ! 燃える
・・・命の炎が、もう一度燃えていく!」
女王も満足げ。
「この日が、復活の記念日となるのだ」
士が乱入。「その記念日を命日にしてやるよ」
女王は、「きさまの命日にしてやる」とソーンファンガイアに変化。
thorn=茨だと思うんですが、公式ページだとナマコにされてる(^^;
そこに銃撃。ギャレンとカズマが来た。
「士! おまえは俺に大切なことを教えてくれた。俺たちは、励まし合い、助
け合い、一緒に進化していく仲間だ」
「その言葉・・・覚えていてくれたんだな」
にっこり笑うカズマ。「ああ。おまえはいつもだいたい正しい」
士も笑みを見せ、共に変身!
怪人たちも現れ、乱闘に。
「アンデッド! おまえらも最初から大ショッカーと組んでいたのか!」
「知れたこと。我々の敵は、未来永劫、ライダーだけなのだ!」

○走るアスム。
その前に現れた男は、剣崎一真と名乗った。
「この世界をほんとに救いたいか?」
「・・・」

○外に出て戦うディケイドたち。
そこに加勢する海東。「士に手出しする奴は、僕が倒す。覚えておきたまえ」
変身!
「海東、今度は何を企んでる」
「仲間なら当然のことさ。仲間ならだけどね」
なんとなく、天国に行ってみたいからと善行を始めたルークを連想(笑)
2人でソーンファンガイアを追い詰めると、怪人たちが立ちはだかる。
が、ディエンドのファイナルアタックライドで一掃。
残ったソーンファンガイアは、ディケイドがコンプリートフォームで龍騎サバ
イブを呼び出して仕留めた。
「やったな、士」
ブレイドとギャレン、それにユウスケ、夏海、ワタルも駆けてきた。
「おのれ・・・我が花嫁を。アポロチェンジ!」
顔のパーフェクターがあった場所は、青いステンドグラス風に。
「世界よ動け。ひとつになるのだ!」
4つの地球がぶつかる。
ブレイドとギャレンが呻いて消滅した。
「もしかして、ブレイドの世界が消えたということなのか」

離れて見ている剣崎、「ついに、始まったか」

「これが永遠の命を持った、スーパーアポロガイストの力なのだ」
高笑い・・・


☆劇場版CM。
「3回泣きました」(イカデビル)
泣いた理由を聞きたい:-)


うーん、あと2回ぐらいは欲しいペースなんですが。
この調子だと、大部分は放置か無理やりな説明で済まされそう。

-- 
★☆★ この世に正義がある限り、悪もなくなることはない:-) ★☆★

  小路 真木子(SHOJI Makiko)   shoji@kyoto-econ.ac.jp