古本屋で入手した鶴見俊輔集をパラパラ読んでいたら「ジンジャー
ブレッドマン」(昔話)にまつわる思い出話がでている。
おばさんが焼いたジンジャーパンがスタコラ逃げ出して、みんなに
追いかけられても捕まらず、どんどん、どんどん、逃げていくけど
最後にはきつねに騙されて食べられてしまうという話
でも話の筋は昔読んだ別の昔話に似ている。それは走るパンケーキ
の話、記憶が正しければ福音館で出していた世界の昔話シリーズで
イギリスの昔話に載っていたはず(今手元に本がないので確認不能)
おばあさんがパンケーキを焼いていると、パンケーキは喋りだして
「捕まらないよー」と走り出し逃げてしまう、パンケーキはすばしっ
こくて誰が追いかけても捕まえることができない、でも最後に年老
いたネコに騙されてパクリと食べられてしまう話

いずれの話もどういう意図があるのか分らないし、教訓が含まれて
いると考えるのも自由、話の作り手がオチを考えつかなくて、面倒
くさいので主人公を頓死させる類のできの悪い作り話と思うも勝手
とにかく、子供心に頭の片隅に棘のように刺り残る話みたい

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のりたま@どっちが原典なのか気になる