真木子です。

『平成から昭和まで! 仮面ライダー大集合!!』
劇場版の宣伝のための特番のはずなんですが、スタジオの面々は映画とはほと
んど関係ないおしゃべりをしているという、わけのわからない展開がかえって
面白かった:-)
特別ゲストと言ってディケイドが出てきたときには、そのまま一緒に席に着い
て話をする図を一瞬想像したんですが(笑)
さすがにそれはなく、“変身解除”して門矢士こと井上正大が出席。しかし、
特に話を振られるわけでもなく(^^;
加藤夏希は、平成ライダーは主人公がかっこいいと力説するから、俳優のこと
かと思えば、変身後のデザイン。この人もイケメンより仮面のクチだな。
でもって、昭和ライダーについては、シンをゴキブリ扱い・・・


第27話「BLACK×BLACK RX」

○ディケイドに襲いかかるブラック。
「俺はおまえの敵じゃねえ」「ライダーパンチ!」
「言ってダメなら教えてやる」「ライダーキック!」
ブラックを撃ち落としたのはディエンド。仲間かと言われ、
「心外だなあ。仲間ってのは、僕のもっとも嫌いな言葉だよ」士と同じね。
『カメンライド、ファム!』
苦戦するブラックを眺める2人。
「思った通り、お堅いブラックは女性の扱いが苦手なようだ」

○病室。
苦しそうな夏海を励ますユウスケ。

○士と海東。
ここはブラックの世界で、2人の南光太郎は、見た目も名前も一緒だが全くの
別人、という解説で、士はあっさりと納得。
勝負はフェアじゃないと面白くないから助けたと言う海東に、アポロガイスト
を見つけるまで手を組むことを提案するが、
「そこまで馴れ合うのはどうかな」
「時間がない」
「それを楽しみたまえ。これはあくまで僕と士とのゲームなんだ」
海東を殴る士。「ゲームのつもりはない!」
「なんかこういうの青春っぽいね。僕は嫌いだけど!」蹴りをいれる。
「そんなに夏メロンが大事か」そんな名前はありません。元々夏の果物だし。
「・・・夏ミカンだ」

○街を歩くガイ。
近くの車のフロントガラスから、ディケイド龍騎が飛び出してくる。
ガイもパーフェクターを顔につけて、アポロガイストに。
「今の俺は機嫌が悪い。覚悟しろよ」
戦いが始まり、人々が逃げ惑う。転んだ少女をすかさず人質にするアポロガイ
スト。「そこまでだ。このガキの命がどうなってもいいのか」
「君の命もね」ディエンドが出てきて銃を向ける。「パーフェクターは、僕が
もらう」
女の子をかばってディエンドの攻撃を受け、倒れるディケイド。
「子供はどんな世界でも最高の宝だ。宝を傷つけるのは、おまえの主義に反す
るだろう」
そんな様子を見ていたブラック、アポロガイストにパンチを見舞って子供を救
いだす。
「君は、世界の破壊者じゃないのかもしれないな」
「ディケイドよ、きさまはもうこの世界から出られない」
笑いながらオーロラに消えるアポロガイスト。

○士と話す光太郎。
光太郎によると、ゴルゴムが大ショッカーと手を組むのを取り持ったのが、ア
ポロガイストだった。
「大ショッカーは、どうやって世界を越える力を得た」
「何者かが、世界をつなぐ橋をつくった」
「じゃあ、その橋を使って、次々に新しい敵を送り込んでくるってわけか」
きりのない戦いに、このままずっと戦い続けなければならないのかと、弱音を
吐く光太郎。
「あんたに仲間はいないのか」
光太郎は笑みを浮かべた。「いるさ。どんなにつらい状況になっても、俺と一
緒に戦い続けると言ってくれたよ。このブラックの世界に閉じ込められながら
もな」
「閉じ込められたのか・・・俺と一緒だな」
「いつか、RXの世界の光太郎に伝えたいと言っていた。ブラックの世界でも、
戦い続ける仲間がいるということを」
霞のジョーのことだった。

そこに、笑い声とともにシュバリアン登場。
「我こそは大ショッカー最強の戦士、怪魔ロボット・シュバリアン!いでよ、
大ショッカーの同志たち」
オーロラからスコーピオンイマジンとマンティスファンガイアが出てくる。
「ついにクライシスも大ショッカーと手を組んだか・・・。RXの世界の南光
太郎は言ってたぜ。仲間のためなら、一生戦い続けるってな」
「・・・俺も戦う。仲間のために」
シュバリアンの銃撃に、ジャンプしながら変身!

○病室。
夏海の夢の中、士が背を向けて去っていく。
『行かないで。待ってください!士くん!』
「行かないで・・・」
伸ばした手を握るユウスケ。

○サソリ&カマキリと戦うディケイド&ブラック。
ディケイドがファイズ・アクセルフォームで2体を瞬殺すると、シュバリアン
はチャップ集団を呼び出した。
ふと見ると、オーロラの向こうにぼんやりと、ガイと白服の光太郎が見える。

○RXの世界。
光太郎と対峙するガイ。
「ディケイドは、もはやこの世界には戻れない。RX、まずはおまえから始末
してやるのだ」だったらオーロラはさっさと消せばいいのに。

○キングストーンフラッシュで雑魚を一掃するブラック。
「おまえはRXの世界へ行け!仲間を護るんだ!」
「ああ、行かせてもらうぜ!」
ふたたびオーロラを強行突破。

○RXの世界に出てくる士。
「戻ってきたか。ご苦労なことだ。褒美に、大ショッカーの力の一端を見せて
やろう」
新たなオーロラが現れ、怪人がぞろぞろと登場。判別は面倒なのでパス。
「この強大なる大ショッカーの力で、ライダーどもを片っ端からつぶしていく。
きさまらに勝ち目などないのだ」
「たとえ勝ち目がなくても、戦わなければならない時がある。この男はそうやっ
てひとりで戦ってきた。大切なものを、取り戻すために」
「そういうのを、無駄な抵抗というのだ」
「確かに1人では無理かもしれない。だからこそ助け合い、一緒に支え合う相
手が必要なんだ。世間ではそれを、仲間、というらしい」
「偉そうに・・・何様のつもりだ!」
「通りすがりの仮面ライダーだ。覚えておけ。変身!」
空白のカードはブラックの絵に。それを飛び込んできたディエンドが奪う。
「このカードは、君には使えない」『カメンライド、ブラック!』
ブラックではなく南光太郎が出現。2人の光太郎は見つめ合ってから、ダブル
変身。
「俺は太陽の子、仮面ライダーブラック、RX!」「仮面ライダーブラック!」
4人のライダーと怪人たちの乱闘が始まる。
混戦の中、バーコード組とブラック組に分かれることに。

○病室。
「士くん・・・」
その言葉を最後に、夏海の心臓が停止。医師が駆け込んでくる。

○怪人たちと戦うディケイド&ディエンド。
ディエンドがファイナルアタックライドで怪人をまとめて消すと、続いてディ
ケイドがコンプリートフォームでアギト・シャイニングフォームを呼び出し、
シュバリアンを片付ける。
その場に残るはアポロガイストのみ。
「士、いくよ」「俺に命令すんな」
アポロガイストをはさんで立つディケイドとディエンド。
まずディケイドが動く。そちらに向けて盾を投げるアポロガイストに、ディエ
ンドが銃撃。
飛んできた盾を飛び越えて突っ込んだディケイド、パーフェクターをゲット。
それを横から奪うディエンド。「僕の勝ちだね」インビジブルで消えた。

ユウスケが駆けてきた。「士!夏海ちゃんが・・・」
ブラックとRXもやってきた。「士、ここは任せろ」
士たちが去ると、RXが進み出る。
「アポロガイスト、おまえが1人で戦うというなら、こっちも1人で戦おう」
「おもしろい。受けて立ってやるのだ」

○病室。
駆けつけた士とユウスケに、医師たちは残念ですと告げて去る。
「さっき夏海ちゃん、おまえのこと呼んでたんだぞ。行かないで、って・・・」
そこに現れた海東。「君たちのお宝って、そんなものか。つまんないねー、お
宝が仲間なんて」
「おまえに何がわかる!」
「受け取りたまえ!」パーフェクターを突きつける海東。「ただし、これから
はちゃんと、僕を見ていてくれよ」最初の頃は、ついてくるなって言ってたく
せに:-)

○アポロガイストと激しく戦うRX。

○病室。
パーフェクターを手に、夏海を見つめる士。
「士、使い方わかるのか?」
「だいたいはな。命を取ることができるなら、与えることもできるはずだ」
士の体から赤い光がパーフェクターに集まる。
「そんなことをしたら、おまえの命が!」
がっくりと膝をつく士。「夏海には言うなよ」
輝くパーフェクターを、夏海の顔にかざす。光が消えると、夏海が目を開けた。
元気なのを確認し、抱きつくユウスケ。押しのけられると、写真を撮ろう!と
はしゃぐ。
夏海と士が見つめ合う。にっこりと笑う夏海。

○戦い続けるRXとアポロガイスト。
「ガイストカッター!」をはじき返したRX、さらにリボルケインの一撃。
アポロガイストはサイ怪人を呼び出したが、これはブラックの「ライダーパン
チ!」で一発退場。
最後は「「ダブルキック!」」
アポロガイストは人間態に戻り、オーロラに逃げ込んだ。
見つめ合うブラックとRX。そして、ブラックは消えた。

○鳴滝さん。
「ついに大ショッカーが動き出したぞ。これもすべてディケイドのせいだ」
シルエットはシャドームーンか。

○光太郎に、霞のジョーの伝言を伝える士。
「そうか・・・。あいつはブラックの世界で戦う道を選んだんだな」
「いいのか?ひとりでも」
笑顔の光太郎。「ひとりじゃないさ。離れていても、ずっと仲間だ」
写真を撮る士に、「士、おまえともな」
「・・・じゃあな」

○光寫眞舘。
2人の光太郎が写った写真を見るユウスケたち。
「どっちもいい表情してるな」
「自分の世界を見つけたら、士くんもこういう表情になるんでしょうか」
「どうだかな。だが、自分の世界を見つけない限り、何も始まらないような気
がしてきた」
「たとえ士くんの世界がどんな世界でも、私はここで待ってますから」
目をそらして頭をかく士。
《士くんが世界の破壊者なわけない。むしろたった1人でも世界を護る人です》
士くんの世界ねえ、とつぶやく栄次郎、フレームに入った写真を眺め、壁に掛
ける。
その写真がすとんと落ちた衝撃で新たな背景ロールが。わかりにくいが、密林
と川らしい。

○森の中。
樹上でアマゾンが奇声をあげる・・・


うーむ、最後は鳴滝の世界かと思ったんですが。


来週の『ディケイド』は、高校野球のため、関西地区は休みです。
雨で放送した場合でも、この日は出勤なので投稿は遅くなる見込み。
待たずに代わりに投稿してくれてもかまいませんです。

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★☆★ この世に正義がある限り、悪もなくなることはない:-) ★☆★

  小路 真木子(SHOJI Makiko)   shoji@kyoto-econ.ac.jp