琉球大学工学部情報工学科の河野真治助教授が指導するグループは、
独自の方法で相対性情報論効果の検証に成功したと発表した。

今回の検証には、ハードディスクと呼ばれる大容量磁気記憶装置が
二台使用されている。河野助教授らは一台のディスクを右回転に調整、
他の一台を左回転に調整した上で、これら二台の回転速度を上げながら
完全な並列運転を行い、ネットニュース・サーバーを運用した。
実験に使用したディクスは、米MAX STAR社により西表(いりおもて)島の
地下約750mに設営された。インターフェースはQuamtum-ATA準拠で、
回転メディアの直径は約10Kmという巨大なもの。

「ディスクの回転速度が光速の99.9%程度までは、目立った現象は観測
  されなかった。しかし回転数が572,900rpmを超えるあたりから、私の
  投稿する記事のタイムスタンプが、右ディスクと左ディスクとで
  秒単位の差を生じるようになり、記事への返信も激減した。」

「さらに fj.news.policy というグループでは、同一のスレッドなのに
 右ディスクではフレームが、左ディスクでは和やかな歓談が発生した。
 いわゆる相対論(アインシュタインの)だけでは、この説明は無理。」

「学生が運転中に誤って回転速度を上げ過ぎたところ、付近の住民から
 『青い光が見えた』という報告を受けた。これはビット(bit)と呼ばれる
 情報を持つ素粒子が光速を超える際に起る、ドップラー効果の一種。」
(以上 河野助教授談)

情報素粒子の存在は、すでに筑波大学の新庄靖助教授らの研究グループ
により提案されている。すなわち新城助教授は、まだ発見されていない
情報同位体と呼ばれる以下の四つの物質,

 Wordcium(ワードシウム)  Wrd: 原子番号16384
 Bytanium(バイタニウム)  Byt: 原子番号8192
 Nibblon(ニブロン)       Nbl: 原子番号4096
 Bitnium(ビットニウム)   Bit: 原子番号1024  (注)"bit"はビットニウムの原子核

の存在を仮定し、それらの間で

 Wrd -> 2 x Byt + 512MeV  -> 4 x Nbl + 256MeV  -> 16 x Bit + 128MeV

という情報の崩壊過程モデルを提案している。

「我々はC言語を用いて、intという形式で数字の32768(0x8000)を
  ハードディスク上に100万箇所記録し重さを測定した。次に我々は
  数字を二部分に分け、上位8ビット(0x80)と下位8ビット(0x00)を
  それぞれ100万箇所記録し重さを測定して比較しところ、両者には
  わずかながら観測誤差以上の違いを認めることができた。」
(新庄助教授談)

この実験の意義は、情報はばらばらに点在しているよりも一箇所に
集合しているときの方が、高エネルギー状態にある(情報価値が高い)
ということに他ならない。
この実験結果の発表が行われた際、記者団の間から「単に買ってきた
ばかりのゼロで埋まっているハードディスクと、0x00 を書き込んだ
ディスクとでは、その保有するエネルギーに差があるのか?」という
質問が出たが、新庄助教授は少しはにかんだ表情で「素人にはとても
一言で説明できない」と一蹴された。

河野助教授は自身の研究や大学で教鞭を取り学生の指導に当る一方、
これまでネットニュース文化の進歩と調和に熱意を持って取り組んで
きた。「どんな記事にも半減期がある。」は有名な発言。
同助教授によれば、ハードディクスの応用範囲は単にデータの記憶に
留まらず、高速に回転するメディアのジャイロとしての性質を利用し、
ロケットや人工衛星の姿勢制御を行うことも可能らしい。

("Midnight Physical Review", April 1'st)