タイのプ−ケットで開かれているASEANと日中韓外相会議で、北朝鮮に対して、核実験やミサイル発射を非難するとともに、6者協議に戻るよう何らかの形で表明することになる見通しである。
 しかし、これはムダに終わるであろう。
 核爆弾とミサイル開発が完成に近づいて、自信をつけている今になって、核やミサイルの放棄はするはずはないし、放棄するような素振りをしてみせて、食糧、エネルギ−を騙し取る場として6者協議を利用していたのだが、それはもう出来ないことがはっきりしいるからである。
 こんなものはお互いにムダである。
北朝鮮との話し合いの場がなくなるわけではない。北朝鮮も国連加盟国であるから、これからは国連の場を通じて話し合えばよいのである。しかし、それはあくまで、核やミサイル放棄の幻想を捨てた上で、何を話し合うかだ。
 村上新八