今回の金融危機を反省して、アメリカ政府は、金融規制改革案を策定した。
 これは、マネ−ファンドなどがレバレッジ手法で莫大な資金を創りだして、投機資金に注ぎ込むなど、高リスク経営を抑制しようとするものである。
 「市場のことは市場に任せよ」から180度の転換である。
 いまの金融工学、IT化されている社会では、投機やは、貪欲さと、莫大な資金を操作するスリルと快感で、暴走したら止まらなくなるから、「市場にお任せ」というよう良識頼みは通用しなくなっているからである。
 村上新八