西松建設のダミ−を使った政治献金問題で、民主党の小沢前代表の秘書は早々に逮捕されたのに、同じことをやっていたニ階経産相側には、全く手を付けられていない問題で、検察審査会は「起訴妥当」と決議した。民意を反映した決議であると思う。
 検察審査会は60年の歴史を持つが、これまでに、「起訴妥当」と決議した案件のうち、起訴されたのは僅か7%に過ぎないのだ。
 検察側は、一旦「不起訴」とした案件について、これを覆すのは沽券に関わると思っているからであろう。
 これからは、検察側が一旦「起訴妥当」の決議を拒否しても、検察審議会が再度決議すれば、自動的に裁判が開始されることになったから、審査会の機能は強くなったことは喜ばしい。
 裁判員制度など、民意を裁判に反映ようという現在、当然のことではある。
 村上新八