日本にきちんとした交戦権を持った軍隊があるのなら
話は別ですが、憲法で雁字搦めに縛られている中で
戦争なんてこちらのイニシアティブで有利に展開できる
わけがありません。

じゃぁ、日米安保だと。アメリカが助けてくれるんだと。

ちょー甘いですね。誰が自国民のリスクを負ってまで
他国の国民のために戦うんでしょうか?イラクの場合は
戦った結果石油利権が手に入ったからやったのであって
北朝鮮の場合はアメリカが参戦しても何も得はないの
だからわざわざアメリカが戦争をしようなんて思うはずが
ありません。

メリットがあると思うから戦争が起こされるわけでメリット
を感じなければ決して戦争なんて起こしません。

5者密約会談でもあって北朝鮮の国連による分割統治
を綿密に話し合った上で各国の持っている北朝鮮に
関する情報を共有して一気に北朝鮮を制圧してしまう
のなら中国もロシアも韓国もアメリカもあるいは日本も
メリットはあるかもしれません。

まぁ、しかし、今のご時勢でそういったスケールの話を
まとめることのできるリーダーなんていないでしょうから
結局は北朝鮮に振り回されて今までと同じ硬軟硬軟・・・
の繰り返しなんじゃないですか。そうやって維持してきた
体制なんでしょうから。

私の意見としては北朝鮮を不用意に刺激して事を荒げる
よりも適当に無視して世代交代後の改革開放に期待して
中国のように平和的に国を開放させるほうが被害は少なく
て済むし周辺国にとってもメリットは大きいと思いますけどね。

やはり、こういう阿呆首相のような支持率アップに利用しよう
といった見え透いた愛国心を煽る扇動に乗って”よく言った!”
なんて言ってるバカがブログなんかを見てると結構いますけど
こういう脳足りんな連中の言うことに左右されて国家が運営
されたらそれこそ亡国につながる一大事を呼び寄せてしまう
んで、相手の挑発にすぐに反応してしまう思慮の浅い危なっかしい
首相から早くまともな首相に交代してほしいものです。

まぁ、次期首相は国内の好戦的なバカどもからの批判を相当
浴びるだろうと思いますけど、日本国の存亡に関わる重大事
ですから安易に相手の挑発に乗て災いを呼び寄せるような
政策は採らないように希望します。

と同時にいざとなったときのことまで考えて準備は怠らないことも
大切です。外交上は温和を装っても積極的に北を開放させる
ための工作は自公政権以上に進めるべきです。

同じ攻めるんでも相手に警戒されているところでやるのと
安心しきってるところでやるのでは効果がかなり違うんで
鳩山の”鳩”は”平和”を象徴する”鳩”だと宣伝して
国内のバカどもの反対を抑えて果敢に取り組んで
もらいたいものです。

黒澤明の「七人の侍」のシーンにもあるますよね?
子供を人質に立てこもってる男に対して侍である勘平は
安心させようとおにぎりを渡します。安心した隙を見て
一気に男を殺して子供を助けます。

つまりは挑発しているところで挑発に乗るのはバカのやること
であって、賢い奴はそういった相手の手に乗るようなことは
やらないってことです。そこらへんがネットウヨのような
3行以上の文章のロジックを追うことのできないバカには
わからないんですね。

ゆとり教育でバカが増えてしまったから小泉や麻生のような
浅はかな奴に騙されるような輩も増えてるんでしょうけど、
そういった思慮の浅い連中の言うことに左右されずに
国民全体のことを考えて政権運営してもらいたいものです。