中国共産党統治60年の歴史における最大汚点である20年前の「天安門事件」を世界はしっかり記憶している。
 中国政府は、この事件を消去したがっているが、それは、かえって、彼等自身で、最大汚点としての認識が強いからであることをうかがわせるものである。
 未だに、天安門事件で殺されて多数の犠牲者の遺族の日常を警察が監視し続けているのは、その何よりもの証拠である。
 日本には、侵略の歴史認識を強要する中国だが、彼等も「天安門事件」や「チベット暴動事件」など等の歴史認識をしっかりやるべきである。
 「臭いものには蓋」では、いつかまた、繰り返す根っこを残すことになるからである。 

 村上新八