さて今回は、

いたずらして家宝のつぼを壊した青と緑が「黒子を見習え」云々とジイ
に叱られ、雰囲気に流された黄色といっしょに〜(中略)〜だけど、張り
合ったってしょうがない。それぞれ自分の持ち場でがんばって、みんな
で協力することが大切なんだ。

みたいなお話だったわけですが。

やさしいうえになんでもお見通しのお父さん風の赤に、夫唱婦随の古風
な妻っぽく寄り添う物静かなピンク。と、腕白なちびっこ的残り3人。
まあ、赤とピンクが今回のドタバタに似合わないことはわかるとして、
それにしてもちょっと穏やかすぎだった気はしないこともないかも。

一方、肝心の黒子さんは、スポットのあたり方さえもが黒子的。いつぞ
やの謎の漁師さんみたいなこともなく、あくまでも黒子は黒子。まあ、
彼らの日常を紹介する際、屋敷の外のご近所づきあいというか、ご町内
ドラマ的シーンがあったのは、個人的に楽しかったですが。
彼らにはモヂカラがない。だから戦えない。と宣言されてしまったのは
ちょっと残念でした。

戦隊のメンバーだって、ときには変身しないで戦ったりしてるんだし、
ちょっとくらいは可能性を残しておいてほしいというか、残ってないか
なあ。

戦闘といえば、先日の女子部活躍の回と同様、今回もむき出しのモヂカ
ラによる攻撃が登場。使い方にもよるんだろうけど、せっかくの独自色
なんだから有効活用しないとね。というか、今回の使い方はまさに適材
適所。黒子さん関連でフルバージョンな感じの変身シーンから始まり、
ロボの前に3体の強化メカが並ぶシメに至るまで、今回の戦闘はとても
よい戦闘でした。と思います。

あとはやっぱ、今回も話の本筋とまったく関係ないところで出てきた敵
女子さんとはぐれ者さんのラブ的シーン。いやあ、ついに来た来た来ま
したよ! 太夫さんツンデレ! いや確かに画面上はデレの描写はなかった
けれども、あれはきっとはぐれ者さんを介抱してるとき、けっこうデレ
てたに違いないですよ。少なくとも意識を取り戻すまでは。だって、

「か、かん違いしないでよ! あたしはただ、このあいだの借りを返した
だけなんだからね! 別にあんたのことなんか、ぜんぜんなんとも思って
ないんだから!」(以上意訳)

…ですからねえ。思い出すだけでニヤニヤですよ。

しかも、はぐれ者さんのセリフによると、どうやら太夫さんも素性的に
は、はぐれ者(半妖?)っぽいし、もしかすると2人いっしょにはぐれ者化
した可能性すらある。いやがうえにも今後の展開に期待大です。

# 三味線の音色がおかしいぞ、と大将が太夫を不審がるシーンは、もし
# これが朝の子供番組でなかったら、けっこう大人な男女のアレなシー
# ンなんではなかろか、とか思ったりも。

っと、あとは次回予告で6人目確定、と。そんぐらいですか。

ちなみに8時半の戦隊は、ベタベタのうえにペタとかギガがつくくらい
ベタな「病気の子供にホームランの約束」パターンだったわけですが、
これがまたベタというよりは鉄板な方向でよいお話でした。
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AMAUMA