豚インフルのパンデミック化は時間の問題になってきている。
 その中で、総務省が一つのパンデミック対策案を出している。
 GPS(全地球測定システム)を持たせ、その人が豚インフルに感染した場合に、GPS機能で、感染者の足跡を辿って、利用した電車、バスや利用時間を掴み、同じ時間の利用者を割り出し、注意喚起とか助言をしようというものである。
 しかし、一人や二人なら、手間を掛ければ、その追跡も可能であろうが、パンデミックの規模はそんなものではないはず。
 実際問題として、忽ちパンクしていまうことは、明らかである。
 その程度のことさえ、気がつかないお粗末さにあきれ果てるばかりである。
 そんな手間暇かける人手があるなら、もっと遣るべき、有効なことが沢山あるはずである。
 村上新八