北朝鮮のサイル発射について国連安保理で、かなり厳しい「議長声明」が出ることがほぼ確実になった。
 この案文を北朝鮮の国連大使に手渡そうとした記者の手を、大使は強く振り払って車に乗り込んだ姿がテレビで放映された。これは、今度の声明に対する北朝鮮の態度を如実に表わしていると思う。
 北朝鮮は、例の通り「拒否する」と言うだけであろう。
 北朝鮮が、衛星だと称して、それから発信する電波の周波数まで公表したところを見ると、やはり衛星を打ち上げるつもりであったのであろう。
 周波数にダイヤルを合わせれば、衛星かどうかは、すぐ゛世界中で確かめられることだからである。
 しかし、それには失敗したのだ。それを知らないのき、北朝鮮人民だけである。
 北朝鮮は、すねて、6者協議も、核開発中止も、拉致もすべてやめたと言い出すのであろう。
 どうせ、時間だけが費やされるだけの6者協議だが、拉致問題には鼻も引っ掛けなくなる可能性が高まるであろう。それは、今回の議長声明如何に関わらずだが。政府は、韓国と一緒になって中国をつつくしか手はあるまい。
 村上新八