パキスタンの対テロ戦、米依存脱却してもダメ
パキスタンのカルザイ大統領は、日本の新聞記者との会見で次のように語った。
「通常戦争を前提とした装備では、神出鬼没のテロリストとは戦えない」「テロの掃討をアメリカとやったのでは、テロとの戦いはアメリカのためのもの、という反発を招き、マイナスである」と。これはいずれも正解であると思う。
そこで、パキスタン軍が独自でテロ掃を行なうためには、夜間や山岳戦のための武器として、暗視スコ−プや無人戦闘機などの先端的兵器を支援してもらいたい、と述べている。
その一方で、テロ根絶には、過激派を育む貧困の解消も急務だ」とも述べている。
パキンタンの場合は、貧困で子どもを学校にやれない親が、子どもを寮に入れてくれて無料で教育してくれるイスラム教の学校に入れことが多く、そこで「ジハ−ド教育」を施されてタリバン兵士が作り出されると聞いている。
これが事実とすれば、貧困の解消がそう簡単に行かぬのなら、せめて子どもの教育の無料化くらいは考えないと、「タリバンのたねは尽きまじ」ということになるであろう。
村上新八
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
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