北朝鮮が衛星の打ち上げだと称して行なったテポドン発射は、引力離脱に必要な速度に達せず、太平洋に落下した。
 これは、初めから北朝鮮には分かっていたことだと思う。本当は、衛星ではなく、改良されたテポドン2号がどこまで飛距離を伸ばせるかを試した実験であったのであろうからである。
 日本全土を狙うミサイルとしてはノドンで十分であるし、200基を上廻るノドン発射のトレイラ−式発射台が、既に日本に照準をつけて配置されたてるというのだから、テポドン2号はアメリカを狙うミサイルであることははっきりしている。
 アメリカは、テポドンの一発や2発
はDMシステム対応で屁とも思っていないであろうが、今度の打ち上げで示されたように、北朝鮮のミサイル技術
は進歩しつつあるのであるから、アメリカはこれを甘くみることなく、厳しい対応で臨むべきであろう。
 村上新八