天下り是正のために設けられる内閣府の人事室長に官僚トップである副官房長官が任命されることが決定した。
 元警察庁長官の漆原である。
 彼は、先に、記者団との懇談の場で、オフレコながら、「迂回献金問題で検察は自民党にまでは手を伸ばさないだろう」と言ったのに、後に追求されるとそれを否定した嘘つき男なのだ。
 こんな信用できない男を室長に任ずることも問題だが、これが官僚トップの指定席化されることは問題である。
 多数の省庁幹部の人事を扱う機関だが、人事記録を整備し、面接でもやれば、民間人でもやれるポストであると思う。官僚トップだって、知っている官僚は少数なのだから、官僚出身でなければ勤まらないポストではないはずである。
 これも麻生のミス判断の一つである。
 村上新八