西松の献金やパ−ティ券を買ってもらった自民党議員は20名に上るが、この問題について、漆間官房副長官が、記者団との懇談の席で、「自民党にまでは捜査の手は伸びないであろう」と述べた事実を9日の参院予算委で質問されて、「そういう話はしていない」と否定した。
 しかし、出席した新聞記者は、各紙上で一斉に同じ内容のことを漆間の発言として報道しているのだ。このことからも事実と考えざるを得ないのである。
 これを否定されると、出席した新聞記者が一斉にウソを書いたことになる。これはジャ−ナリストとしての最大の恥辱になるのだ。
 新聞協会としては、ジャ−ナリストの名誉のためにも、この漆間のウソについて厳しく抗議すべきである。
 また、この問題について、麻生は、漆間を庇って、その発言を否定しているが、その席に同席していたわけでもないのに、何故否定できるのか。
 言わずもがな、の最たるものである。
 これも野党が厳しく追及すべきである。この男はよほど「藪を突いて蛇を出す」のがお好きのようである。
 村上新八