真木子です。

「Final Rescue approved. Stop them now!」
さすが早見優、英語は完璧:-)
それにしても、着装すると人格が変わる例が多いのだが、大丈夫なのか、この
システム・・・

『シンケンジャー』はまだ手が回りません。
とりあえず『ディケイド』。

第4話「第二楽章 ♪♪ キバの王子」
キバらしく、音楽記号付きのサブタイトル。

○ユウスケの前にキバーラが現れて誘う。
オーロラフィールドに包まれて、気がつくと、キャッスルドランの大広間。メ
イドたちとモンスターズが遠巻きに。
「人間と、怪物?どうなってんだ?」

○光写真館を出る士。
今回のコスプレは、正装にバイオリンケース。夏海ちゃん曰く、「なんですか、
そのホスト風の格好」
遠くには、ドラゴンの首が突き出た高層ビル。「キャッスルドラン。キバの世
界か」
「どうしてそんなこと知ってるんですか?」
「・・・忘れた」
夏海は、夢でキャッスルドランが撃墜された光景を思い出す。
そこに、踊りながら現れた妙な男・・・糸矢(^^;

やはり喫茶店だと思って来たらしく、またコーヒーならと招く栄次郎。
「つまり・・・美容院」確かに、待っている間にコーヒーを出してくれたりし
ますが。
写真館と聞いて、お見合い写真(脱)を撮る気に。満月とキャッスルドランの
背景画が気に入った糸矢、合わせて着替えよう、とスパイダーファンガイアに
変化。
椅子を構える夏海、ディケイドライバーを構える士。
そこに栄次郎が回覧板を突き出した。見出しは『人とファンガイアの集い』。
共存の手引きなども書いてある。
「何もしてないファンガイアを差別するのは禁止されてるんだぞ!親衛隊に言
いつけてやる。プン!」

出ていくクモ男の前に、通りかかる幼稚園児。
「いけません、子供たちが。士くん、レッツ変身!」夏海ちゃんのノリもなん
か変です。
だが、「いじめられた」と幼稚園児に泣きつくクモ男。子供たちの方も、「い
けないんだー」
顔を見合わせる士と夏海。「マジか・・・」いや、決して標準的なファンガイ
アの言動ではありませんから(^^;

○キャッスル・ドラン。
モンスターズが王子を捜している。即位の話を持ち出すと、逃げてしまうらし
い。声はオリジナルではなく、ドッガは流暢にしゃべるし、ガルルも渋くない。

○紅家・・・という名前ではないんだろうけど。
荒れ果てた室内でキバットが呼びかける引きこもり少年は、渡じゃなくて、歳
も半分ぐらいになったワタル君。これが問題の王子様。床に放置されたバイオ
リンを見つめる。

○街を見学する士と夏海。
ごく平和な日常風景。人間とファンガイアが仲良くやっている世界で、倒すべ
き敵とはいったい?
いきなり士のツボを押す夏海ちゃん。運転中にやるのは無謀です。
「何か聞こえます」

○たどたどしくバイオリンを弾くワタル。
弦が切れた。
おなじみのメロディー:-)が聞こえてきて、外を見ると、士がバイオリンを弾
いている。
出てきたワタルに、「気に入ったのか。なら、タダで聴く手はないだろう」
横からツボに一撃を加えた夏海、ごめんなさい、とワタルの肩に手をかけたと
たん、突き飛ばされた。
「触らないで。人間が僕に・・・」
「おまえ、ファンガイアだろ」
「だったらなに?怖い?」
「ファンガイアでも人間でも関係ない。だが、子供なら大人に対して口のきき
方ってものがあるだろう!」
そのとき、遠くで悲鳴が。

○騒ぐ人々の中を突っ切るライオンファンガイア。
駆けつけた士に、「助けて」と女性がしがみつく。
迫るライオン。「そこをどけ。その女は掟にそむいた」
「・・・なんだか知らねえが、気に入らねえ」変身して攻撃。
「きさま、何者」
「仮面ライダーディケイド」
あっさり散るライオン。

見ていた渡、「ディケイドだと!」
「ワタル!こいつ、キバーラが警告していた・・・ガブッ」
小太郎のちび電王みたいなのじゃなく、ちゃんと大人サイズのキバに変身。野
次馬たちが、王子だ、とざわめく。

○物陰から見ている鳴滝と、キバーラ。
「ほーらね。ユウスケってのを連れてくれば、きっとディケイドも現れる。言っ
たとおりでしょ?」
「ディケイド。ここがおまえの最期の場所だ。・・・キバーラ」
「ガ・ブ♪」
鳴滝が変身するわけではなく、血を吸っているようです。それにしてもキバー
ラちゃん、小さい。

○ディケイド対キバ。
また悪魔と呼ばれて殴りかかられ、「話を聞け!」
キバはバッシャーマグナム召喚。銃同士の対決。
クウガのカードを取り出すディケイド、「変身」『カメンライド・クウガ!』
見ていた夏海、びっくり。「あれは、ユウスケと同じクウガ」
バッシャーフォームで格闘は無理、ドッガハンマー召喚。
パワーに対抗するなら、『フォームライド・クウガ・タイタン!』
タイタンソードにやられると、今度はガルルセイバーを呼んで剣同士の戦い。
「なんだか面白くなってきやがった。いくらでも相手になるぜ」『フォームラ
イド・クウガ・ドラゴン!』武器とフォームは相手に合わせて選びましょうっ
ていう、ゲームのお手本みたいなノリですな。
相討ちで両者とも基本形態に戻る。
さらに格闘再開というところで、男が駆けてきて割り込んだ。顔を見て変身を
解く士。「おまえ・・・」
ユウスケはキバの前にひざまずいて、「こいつは私の知りあいです(^^)」
ワタルも変身を解いた。「ユウスケか」
おまえも謝れと言われた士、「はぁ?いいか、ファンガイアが人間を襲ってい
て――」
「人間ではない、ファンガイアだ」スワローテイルファンガイアが、女を引っ
立ててきた。人間のライフエナジーを吸っていたのだという。
なにが悪い!と叫んだ女、アゲハの一撃で散る。目をそむけるワタル。
ユウスケたち親衛隊は、悪いファンガイアを退治しているのであった。

○光写真館。
イチゴにチョコレートをつけて食べるユウスケ。バレンタインに貰ったチョコ
の再利用って、士でなくてもツッコミますがな。
「ていうか、どうしておまえ、ここにいるんだよ!」
「だって俺、クウガだし」
世界を救うってどういうことなのかを考えていたら、変なコウモリが現れて、
連れてこられた。キバーラが鳴滝と組んでいる意図はさっぱりわからないんで
すが、そのへんも知らないユウスケは、王子を助けるため呼ばれたと解釈。ファ
ンガイアと人間の間に生まれたワタルが王になれば、本当に共存できる世界が
実現できる、と。
「あのガキには無理だ」
「俺と同じだ。あいつにも誰か、助けが必要なんだ」

○キャッスルドラン。
「僕は、王にはなれない」
空位はもう10年以上。掟を忘れて人を襲う者も多い。皆が即位を望んでいる
と言われても、ワタルは無言で出ていく。
やはり若すぎると言うドッガに対し、他にキバを継げる者はないと言うガルル。
「あの方がお戻りにでもなれば別だが・・・」

○夜の街。
ビルの屋上に立つ黒い影、ビートルファンガイア。生気を吸われて倒れている
人々。

○ワタルに近づくユウスケのバイク。
「あの士ってやつ、そんなに悪いやつじゃないんだぜ?俺の、友だちっていう
か」
「友だち?――近づくな!」
どこかに行くのかと訊かれて、どこにも行けやしないと言うワタル。
「行けるさ!本当に、そこに行きたければ。俺が必ず連れていく。どこにでも。
どこまでも」
「・・・なぜ、違う世界から来たというあなたがそこまで」
気に入っただけ、と、キャンディーを渡して走り去る。

○悲鳴を上げる人々。
「やめろ!」と叫ぶ声。
士が駆けつけた時には、多数の犠牲者が倒れているだけだった。
そこに聞こえてくるバイオリンの音。

○紅(ではない)家。
傷んだバイオリンで、例のメロディーをとぎれとぎれに弾いている男。
なめらかなメロディーに階下を見ると、士がちらりと目をあげ、そのままバイ
オリンを弾き続ける。男が顔をそむけると、士は手を止めて近づいていった。
「人が、大勢襲われていたな」
「あれがファンガイアの本性だ。人間のライフエナジーを吸収し、命を奪う」
「税金と一緒にライフエナジーを集め、配給してるらしいぜ」そーなのか(^^;
だが、男は、猛獣と一緒に暮らしたい人間がどこにいる、と吐き捨てる。
「かつてここに、人間の女が住んでいた。私の愛した女だ。…夢見ていた。人
とファンガイアでも、共に幸せに暮らせると。だが人もファンガイアも、私た
ちを忌み嫌い、追放した」
夢は、夢にすぎないとつぶやく男。じゃあなぜ帰って来た、という問いには答
えず、バイオリンを叩きつける。

○士の前に現れるキバーラ。
「ディケイド、おまえ、自分の存在する理由、知りたくない?」
「教えてもらいたいな」
「おまえはこの世界を破壊しに来た」
オーロラフィールドに包まれ、スタジアムに移動。
近づいてくるのは、カイザ。こいつも声は本人。「おまえのベルトをもらう」
カイザブレイガンで攻撃!
士も変身、銃撃戦。
「なぜ俺と戦う」
「邪魔なんだよ。俺の思い通りにならないものは、すべて!」

○キャッスルドラン。
襲われるメイドたち。
ワタルが振り向くと、ビートルファンガイアが踏み込んできた。「王の印、キ
バの鎧、もらいうける!」
「キバット!」
「よっしゃー、キバっていくぜ。ガブッ」

○ディケイド対カイザの戦いも続いている。
今度は剣戟。

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★☆★ この世に正義がある限り、悪もなくなることはない:-) ★☆★

  小路 真木子(SHOJI Makiko)   shoji@kyoto-econ.ac.jp