ガザのハマスとイスラエルの戦闘後、ガザだけでなく、ヨルダン川西岸のファハタ支配地域でも、ハマスの支持率が高まっている。
 その一方で、イスラエルでは、対パレスチナ強硬派の右翼の支持率が高い。
 ハマスがガザで支持率が高いのは、医療、教育、生活支援の面で、ハマスの面倒見がよいからだと言われている。
 しかし、最近の報道によると、国連からの毛布、食料、米、小麦などの支援物資をハマスが横取りする事件が頻発しているという。
 こういう泥棒をしてでも、それをハマスからの贈り物として民衆の支持を得ている面もあるのであろう。
 それはともかく、イスラエル、ガザの双方で、先鋭的好戦派が支持率を伸ばして、和平の機運が遠のいている状況下で、イスラエルを押さえうる唯一の国、アメリカ政府は、オバマ政権になって、どのような対応をとるのであろうか。
 村上新八