テレビ朝日系のスーパーモーニングで紹介されている北欧の瑞典は、
目を見張るような高福祉国家だ。税が高くてもそれが国民に戻ってくる
のだから納得できる、というのだ。
貯蓄などをしなくても終生安心して暮らせるというから羨ましい。
教育は大学まで無料だというからますます合理的だ。

片や米国、米国は二次に及ぶ戦争債権国となって技術開発に成功してから
というものは、
  「自由主義のもとで金持ちはどこまでも金持ちになれ、
   その余波を底辺に及ぼせば全体が繁栄する」
なる政治理念を定着させ、今日に至っている。
谷村栄君などもこうした米国流を賛美してやまないようだ。
しかしてその実態は、数%の億兆万長者が幅をきかす他方では膨大な貧困層が……
米国流は現代においてはすでに失格といえよう。

そんな米国流を模倣し、税を官僚共の職域確保と政治家共の利権のために
使いまくり、巨額の税を使って建てた建物を自眠混迷政権とグルの要人に
二束三文で投げ売りする、それが今日の日本だ。
しかるに国民の生活水準は瑞典の足許にも及ばない。
“世界第2の経済大国”が聞いて呆れる。

ついでに、世界制覇を目的とする米国に日本は軍事用地を貸している。
土地の賃貸借では借りた方が貸した方に払うのは当然だ。
ところがカネを出すのは日本だ。
いったいいつから日本人は米国の納税者になったのか。
こんな日本に誰がした?