真木子です。

光量子回路の開発は着実に進んでいるようです。
http://news.livedoor.com/article/detail/3979388/
そのうち「根源的な破滅」とか言い出すコンピュータができるんでしょうか。


ラテ欄ではDCDと略されていたディケイド。なんとなくローマ数字読みした
くなりましたが、それだと900とかになってしまう・・・

第1話「ライダー大戦」です。

○荒野に立ち尽くす、ドレスの少女。
周囲で爆発が起き、地上を、空を、仮面ライダーたちが駆け巡る。バイクに乗っ
ているのは少数ですが:-p
次々と倒れるライダー。
ただ一人残って死屍累々の光景を見下ろす姿を見て、少女が「ディケイド」と
つぶやく。

○オープニング
基本モチーフはカメラとフィルムですか。
なんか印象の薄い主題歌。サビすら記憶に残らない・・・というか、サビって
あった?(^^;

○光写真館。
「またあの夢。なんでいつも泣けるんでしょう」です・ます調が特徴的。
そこに怒鳴り込んでくる人々。写真を手に、少女と祖父に詰め寄る。
「もしかして、士(つかさ)くんが撮った写真ですか?」
みんなピンボケだったり二重になっていたり変な構図だったりで、まともに顔
が写っていない。
当事者たち以上に怒りに燃えた少女・夏海ちゃん、文句を言いにお出かけ。
門矢士。ふらっと町に現れて、そのまま居着いた男。いまだに、どこから来た
のかも、何をしたいのかも、何も話さない。「ほんっとうに迷惑なやつ!」
ふと異様な気配を感じる。近くの額に映った景色の中には、龍騎が・・・

○野外で、どピンクのカメラを構える黒いコートの男。
これが士くんね。顔は紅渡と似た系統。それにしても、写真という漢字も書け
んのか。
そこに現れた、堅気に見えない男女3人。やはりトンデモ写真に文句を言いに
来たのだ。
「あぁ・・・またダメか」のんきに言って、怒りの拳も軽くかわす士。
なぜこんな写真を撮るのかと言われると、うまく撮れないからと答える。
「俺はこの世界のすべてを写したいと思ってる。だから、うまく撮れるまで撮っ
てるだけさ」そんな練習用写真に金を取るなよ。
またカメラを向けていると、ファインダーの視界が揺らぎ、人影が現れた。視
聴者にはわかる、紅渡。「ディケイド。今日、あなたの世界が終わります」
夏海ちゃんが到着。3人組に謝ると、「士くん。光家秘伝・・・笑いのツボ!」
一瞬で後ろをとり、士の耳の下に親指を突き立てる。
「・・・アハハハハハハ」
「本人も、泣き笑いで謝っておりますので」

○3人組が帰った後。
「笑いのツボって、こういう意味じゃねーだろ、夏ミカン」
反省しろと言われて、世界を撮りたいだけだと言う士。
「だが、世界が俺に撮られたがっていない。勝手に歪んじまう。町も光も人も、
俺から逃げてく。ここも俺の世界じゃない」
「あなたの、世界?」
「俺に写される資格をもった世界ってこった」世界のほうに資格が必要なのか。
立て替えた代金云々を「だいたいわかった」で打ち切り、今日は妙な風が吹く
から早く帰った方がいいと言っていると、急に強い風が。
目をあげると、近くの建物を砕きながら降りてくる影。そして、翼をもった怪
物の群れ。
怪物が飛び去ると、士と夏海の間に陽炎のように見える透明な障壁ができ、士
の側だけが夜の世界に。
「ディケイド。今日がその日です」
指を立てる渡。見上げると、月が万華鏡で見たように分裂し、9個の地球になっ
た。そして・・・衝突。
「バックルとカードはどこです」
「・・・クレジットカードは作らない主義だ!」
「世界を救うためには、あなたの力が必要です」
次々と通り過ぎる世界。そして、普通の昼間の風景が戻った。
「夏海?どこだ夏海!」

○逃げ惑う人々と夏海。
追い詰められ、ビルは崩れ、そしてどこかで見たような怪人が複数出現という、
まるで最終回パターン。
と思ったら、境界を抜けて大雨の世界へ。生気を吸われて倒れる男性。
逃げる夏海、今度は荒野へ。「おまえの望みを言え」
さらに逃げて、今度は普通っぽい世界に。と思ったら、巨大怪物出現。
瓦礫の中に、目を引く物体があった。カメラにも似た形の、ディケイドのバッ
クル。手帳のような物も一緒に出てきた。2つとも、化石みたいな状態。
「あたしの夢の・・・どうして」
そのとき、士が夏海を発見。だが、やはり障壁が2人を隔てている。
夏海の背後に現れる夏海・・・ワームだ。
士が障壁に拳を叩きつけるが、破れない。
「こんなものなのか!世界が終わる日っていうのは」
そのとき、夏海の持っているバックルに気付き、それを渡せと呼びかける。
「世界を救ってやる。たぶん」
夏海がバックルと手帳を突き出すと、障壁を抜けて新品の状態で士の手に。
バックルを装着。手帳を開き、右のクウガは無視して左からディケイドのカー
ドを抜く。
夏海ちゃんは、複数のワーム相手に鉄パイプを振り回して頑張っている。
格好つけてカードを見せつけ、「変身!」バックルに上からカードを挿入。
赤く浮き出す文字とともに、『カメンライド・ディケイド!』
どピンク地のバーコード男に変身。やっぱり目が疲れるぞ、このデザイン。
「士くん・・・どうして」
障壁も消え、ワームに向かっていくディケイド。相手のスピードを見るや、別
のカードを挿入。『カメンライド・カブト!』カブトに変身。ベルトはディケ
イドのままね。
続いてまたカードを今度は縦にスラッシュ。『アタックライド・クロックアッ
プ』
クロックアップ状態で一気にワームを粉砕。
終わると、カブトのカードは勝手に排出。ディケイドの姿に戻る。
「なんで俺、今、このカードを選んだ」
カードを見つめていると、カブトの絵がぼやけて判別不能に。

○バイクに乗って夏海のところに戻ってきたディケイド。
「ディケイド・・・」
「おまえ、なんでその名を知ってるんだよ」
黙ってうつむき、首を振る夏海。
ちゃんとメットを着用した夏海を乗せて走っていると、また境界を抜けて、廃
墟の街へ。
先ほどの3人組が倒れている。土くれとなって崩れていく遺体。
突然伸びてきた触手に、夏海が引きずり降ろされた。
『カメンライド・ファイズ!』『アタックライド・オートバジン』
バイクが変形、オルフェノクたちを攻撃し、夏海を確保。
オルフェノクの群れを倒したファイズ。だが、またいろいろ出てきた。
排出されたファイズのカードは、またピンボケに。
次のカードを挿入。『カメンライド・響鬼!』『アタックライド・音撃棒・烈
火』
《なぜだ。俺は、戦い方を知っている》
戦いが終わると響鬼のカードもダメに。
ディケイドも解除した士、「帰るぞ、夏ミカン」
また境界通過。普通の町角へ。
カードを広げて見つめる。「どういうことだ。力が長く続かない」
『それは、君がかつてすべてを失ったからだよ』渡の声。
そこにまた怪物出現。空中で争う怪物たちが、かに道楽ビル(違)に落下。
潰れるビルが大爆発、町が炎に飲み込まれていく。母子が危機一髪!というと
ころで、士と夏海以外の光景が静止した。
止まった炎を抜けて現れる渡。「まだ、少しは時間があります」
「俺が、世界を救えると言ったよな」
「ええ」
渡が指を鳴らすと、周囲が暗黒に。いや、宇宙だ。たくさんの地球が浮かんで
いる。
「すごい光景ですね。何か、思い出しましたか」
「いや、戦い方だけだ」
目の前に浮かぶ地球の意味は。
「9つの世界に9人の仮面ライダーが生まれました。それは独立した別々の物
語。しかし今、物語が融合し、そのために世界がひとつになろうとしています」
つまり、原因はガンバライドかい:-)
「やがて、すべての世界は消滅します。ディケイド、あなたは9つの世界を旅
しなければいけません。それが、世界を救う、たった1つの方法です」
「なぜ、俺だ」
「あなたはすべての仮面ライダーを破壊する者です。創造は破壊からしか生ま
れませんからね。残念ですが」
次の瞬間、また夏海と一緒にさっきの町角に。
「あなたが旅を終えるまで、僕と、僕の仲間たちが、もう少しだけこの世界を
生きながらえさせておきます」

○光写真館。
TVが映らなくて首をかしげるお祖父ちゃん。
夏海と士が帰ってきた。士は「すべての世界を撮ってみるか」などとつぶやき、
夏海は夢で見たディケイドを気にしている。
そして、夏海も行くと宣言。借金踏み倒し疑惑は図星だな。
しかし、どうやって別のライダーの世界に行くのか。
「人はさ、みんな旅人だよ」と言うお祖父ちゃんが、引っかかったチェーンを
ぐいっと引く。
降りてきたパネルが光を放った。写真は、パトカーと山の風景。
外に出る士。気がつくと、なぜか警官の格好。無線が未確認生命体出現を告げ、
パトカーが急行する。

○発砲する警官隊。
「未確認生命体7号確認。ユウスケ、聞こえる?」無線にささやく花屋のマド
ンナ(違)。
バイクで到着する青年。そのとき、新たな怪人が現れて女刑事に襲いかかった。
「あねさん!変身!」
怪人に飛びかかっていくクウガを見守る士巡査。「クウガの世界か」


まあ、出だしとしてはいい感じかな。會川昇は、後味がなんか根暗なのが苦手
なんですが、話の展開自体は、ツボを押さえて盛り上げてくれるタイプなので、
わりと安心して楽しめます。
次回以降、特定の世界とどう絡んでいくのかですね。
旅をしろと言うけど、行った先で何をすればいいの?「すべてを失った」とい
うから、それを取り戻す旅という位置づけなんでしょうが・・・

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★☆★ この世に正義がある限り、悪もなくなることはない:-) ★☆★

  小路 真木子(SHOJI Makiko)   shoji@kyoto-econ.ac.jp