22日、オバマはヒラリ−の国務省初登庁にあわせて国務省を訪問し、職員に対して外交方針演説を行なった。 そのなかで、「私はイスラエルを守る。何千発ものロケット弾をイスラエルに撃ち込んだハマスは許すことはできない」と述べた。
 イスラエルの死者は一桁に対してガザの死者は1500人、負傷者は4000人に近づいているのだ。
 しかも、報道によると、イスラエル兵は、避難するためと偽って一つの家屋に110人もの民間人を押し込め、外出を禁じて立ち去った後、この家屋を砲撃して30人以上を殺したという悪逆非道な事実があるという。
 この事実をオバマが知っているかどうかは分からないが、このオバマのひと言でオバマは全アラブ人を敵に回したのである。
 中東問題でのアメリカのチェンジとは、国連でのイスラエル非難決議に拒否権を行使せず、イスラエルを甘やかさず、パレスチナの占領地からイスラエル人を完全撤退させることである。 村上新八