経済指標は多重多様。見方によって、ストックとフローの概念に大別される。
一国の経済の規模と動きをつかむ事は、経済の安定した成長を図るうえで重要なことです。
 経済活動をつかむ指標にはいろいろありますが、考え方は大きくふたつに分かれます。 

ひとつは「フロー」もうひとつは「ストック」です。
 フローは一ヶ月とか一年といった、ある一定期間内の成果を表すもので、連続する期間の流れに
によって経済活動の成果をとらえるものです。
 一方ストックとは、ある時点においていままで積み重ねなられた残高を示すものです。フローの積み重ねがストックと言ってもいいでしょう。
 一国全体の指標の代表的なものとして国富と国内総生産(GDP)があげられます。国富がストックの概念であるのに対し、国内総生産はフローの概念です。
国富とは過去から蓄積された富の合計です。
過去の生産によって財がどれだけ蓄えられ、現在も利用なのかまた、今年の生産結果が将来にどれだけ役立つのかな、などを考えるのは非常に重要である。
国富はこの国民資産から負債等を差し引いたもので純資産を表します。
 一方GDPは、一年間あるいは四半期に新しく生産された財とサービスの合計です。
国内総生産からの間接税を差し引き補助金・海外からの要素所得の純受け取りを加えた国民所得も重要な指標です。


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長谷川です