イスラエルはガザ進攻で「白熱リン弾」を大量に使用していると報じられている。
 「白熱リン弾」とは初めて聞く名前だが、テレビの画像で、真っ暗な夜空に白く輝く球状の照明弾のようなものが大量に落下しているのが見られるが、それであろう。
 「白熱リン弾」は、落下中に、リンが空気中の酸素と化合して、2500度もの熱を発生し、人体にあたれば、骨や内臓まで溶かしてはまう、という残酷な弾だという。この使用は勿論国際法違反である。
 イスラエルは、ナチスのホロコ−スト並みの殺戮をガザでやっているのだ、と言っても、過言ではあるまい。
 現在、この戦闘でのガザの死亡者は1000人、負傷者は3000人を超え、その半数は女子どもである、といわれるが、ハマスのロケット攻撃でのイスラエルの死者は数名である、という。
 その差はともかくとして、こんな国際法違反の弾丸の使用は即時停止すべきである。 

 先に米下院は、「イスラエルのガザ進攻を支持する」という決議を可決したが、一体どういう感覚なのか理解に苦しむ。この下院はオバマの民主党が多数を占めているのだ。
 こうなると、中東問題でのオバマの「チェンジ」も眉唾かも知れない。
 村上新八