このところ伸び悩んでいた共産党党員が08年は1.4万人も増え、党の機関紙「あかはた」の購読者も2万人に達したという。
 その理由は、解雇されて職も住も奪われた非正規労働者や期間労働者が、思い余って駆け込み、話を聞いてくれる政党が共産党だけしかないからだという。
 共産党は、以前から、税金などの相談宣伝ビラを撒いていたが、金融危機以来の失職、失住居者激増に対応して、「24時間、年中無休で相談に応じます」という宣伝をしたのが功を奏したのである。
 それに感激した相談者が入党勧誘に応じた、ということらしい。
 その相談者に仕事や住居を斡旋しているわけではないであろうが、「話を聞いてくれた」「理解してくれる」「力になろうと言ってくれる」政党は共産党だけだ、ということなのであろう。
 これは、カウンセリング効果の段階であろうが、それだけでも相談者の心を揺さぶる非情の世界だと感じているのであろう。
 共産党の更なる実効支援を願いたい。
 村上新八