不況のメカニズムとは?
予期できなかった理由で全体の需要が減る事が、不況の始まりとなる。
経済が不況と成るとモノを買おうとする人が減ってモノが売れなくなり、労働者を雇おうとする人が減って失業者が増えます。
経済が安定成長軌道に乗っている間は、需要の増加に見合うように供給能力を増強する必要があるため、経営者は設備投資を行います。
その結果、生産設備に対する需要が増加し、さらに需要を拡大させます。また、この過程に所得が増えるので消費需要も増加し、経済は成長しつづけます。
こもような需要・供給のバランスのとれた拡大を妨げるのは、予期しない需要の減少です。それが起こると、供給能力の削減が必要となり、需要が急減する為に
経済は価格メカニズムが働く前に成長過程の逆の過程を経て不況に陥ります。起こる原因は海外需要の急減、生産コストの急騰、財政・金融政策の
失敗などです。海外需要の減少は外国の不況が原因となるケースと急激な円高によって日本からのドル建ての輸出価格が上昇することが原因となる二通りがあります。
財政・金融政策は経済を安定的に成長させるために行われますが政策当局必要以上に縮小的な財政・金融政策を行うと民間需要が予想以上に減少してしまうことがあります。
このような経済にとって外生的な要因による需要の減少は予期できない為不況の原因となります。
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長谷川です
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
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