朝日新聞の世論調査で、麻生内閣の支持率はついに22%と、僅か2ヶ月の間に政権末期レベルにまで落ち、総理適任とする率も、初めて民主党の
小沢が二桁の数字差をつけて上回る結果となった。
 麻生の持ち前の明るく、面白い、勢いのある小沢節は、この暗い世の中いは、打ってつけではあった。だから、自民党の総選挙の顔として総裁に択ばれたのであろう。
 が、一寸、勝手気まま、あけっぴろげの放言、麻生節が禍した。
 人が面白がるから、余計面白くしようとする余り、独り善がりになり、脱線してしまう感じである。
 この人は、マンガ大好きの遊び人だから、その放言は、バ−やクラブの酔客やホステス向きには大うけするであろうが、一国のリ−ダ−の発言となると、甚だ不適当だ。
 我侭なお坊ちゃん育ちだから、首相になったので、すっかりお山の大将気取りで、党側と相談もせずに、気侭に
思いつきを言う。だから、党側から注文を付けられて、くるくる変る。それが、求心力のなさ、として信頼性を損なうことになる。
 大変、人は良いのであろうが、総理としては失格と言わざるを得ないである。残念である。
 村上新八