定額配布金2兆円の有効利用を再考せよ
定額給付金2兆円の支給が決まったわけでもないのに、支給方法をとどうするか、などの手続き論議が始まっている。
この金融危機によって、定期従業員が契約期限前に解雇されたり、派遣社員が解雇されて、家族を抱えて社宅からも追い出されるとか、卒業予定の内定社員が内定取消しを通知されるなど、雇用不安が広がっている。
これに比べると、解雇されずに、給与を貰っている者はまだ幸せである。その人たちにまで、定額給付金を配布する、というのは悪平等ではないか。
定額給付は止めて、2兆円の有効利用の方法を考えるべきであると思う。
解雇された者に、期間を区切って無利子で生活資金を貸し付けるとか、中小企業に対する融資保証金を増額するとか、もっと困窮者に優しい対策に切り替えるべきではないか。
この危機は、そういう互助政策で乗り切るべきである。
村上新八
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
GnuPG Key ID = ECC8A735
GnuPG Key fingerprint = 9BE6 B9E9 55A5 A499 CD51 946E 9BDC 7870 ECC8 A735