責任のなすりあいをしても何もよくならない
脳出血を起こした臨月の妊婦が救急車で運ばれながら、8つの病院で、入院を断られ、死亡した事件があった。
最初にアプロ−チした病院は、「周産期母子医療センタ−」に指定されている都立墨東病院である。
このセンタ−では、当直医師は最低2人と決められていたのにも拘わらず、患者が重篤であることの認識が伝わらなかったこともあるが、当直が1人であったために、対応できなかった、と言うのだ。
これについて、石原都知事は「医師が足りなかったためだ、それは国の責任だ」と非難し、枡添厚労相は「センタ−としてはあってはならないことだ。都には任せられない」と都を非難し、お互いに責任をなすりつけ合っている。
長期的には、医師の定員を減らして医師不足にしたのは国の責任だが、短期的には、医師を補充できなかった都の責任だ。
両方に責任はあるのだ。責任のなすり合いでは何も解決しないのだ。
二人で話し合って、開業医や助産婦などを総動員した受け入れ体制造りを工夫しろ。このバカ共めが。
村上新八
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
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