真木子です。

ジェニーのブログがついに終了となりました。『Kawaii! JeNny』が終わって
から9か月、よく続いてたもんだ。

第35話「ニューアレンジ ♪ 飛翔のバラ」
四分音符で代用しましたが、実際はひげが3本なので三十二分音符。翼のつも
りなんでしょう。

○2008年。
ブラッディ・ローズの修理にとりかかる渡。
先代クイーンを捜し出した深央。

○イクサ・ナックルを健吾に与える嶋。名護が抗議するが、
「イクサ・システムは青空の会のものだ。誰が使うかは私が決める」
健吾は、「なんだったら俺の弟子にしてやろーかぁ」

○クイーンを辞めさせてくださいと訴える深央。
「それは無理。あたしがあなたをクイーンに選んだんじゃなくて、クイーンの
力があなたを選んだのよ」
人間の男に恋をしているのか、と看破。まあ、本当は人間とは言いがたいが。
「あたしもその選択をし、罰としてクイーンの力を抜き取られた。後悔はして
ないけど、つらいものよ。あなたにその覚悟があるのかしら」

○あらためて神田に警告をする嶋。危険は承知だと言う神田は、近いうちに最
高の力を手に入れて、この世界のあり方を変えると宣言。

そして、またひとりのファンガイアの力が楓に移された。
「まだ足りない!もっと多くのファンガイアから力を吸収し、最強の生物とな
るのだ!」

○ビショップが、人類の進化に貢献する者を見過ごしていると、太牙に指摘。
「あの神田なる男、仲間たちを攫っている裏切り者と関係があるようですよ」

○ブラッディ・ローズの修理が完了。
だが、弾いてみると音が違う。 私には判りませんでしたが(^_^;
「これじゃダメなんだ。何かが・・・何かが足りない」

◇1986年。
「感じる?あたしとあなた、2人の魂がひとつになってる」
ゆりが声をかけても、音也は聞いていない。
逃げ出してきたゆり、次狼が声をかけると泣き出した。

真夜が帰っても作業を続けている音也のところに、次狼がやってきた。
「まるで死人の顔だな。人間が幽霊に祟られるという話は聞いたことがあるが、
いまのお前はファンガイアに魅入られてる。わかってるのか?」
だが、音也は真夜が必要だと言う。
「今の俺は、ゆりには理解できない場所にいる」

○2008年、同じバイオリンを同じように膝にのせ、こちらは悩んでいる渡。
そこに次狼が出現。「知りたいか」
「なんですか、あなたは。勝手に上がりこんできて」さんざん武器に使ってい
るのに、知らなかったのか。
「おまえの父親の、古い友人だ」

◇1986年。
出来上がったバイオリンを弾こうとすると、真夜が飛び込んできて止めた。
「まだ完成じゃない。いちばん大事なものが、まだこのバイオリンにはこもっ
てないわ」
それは、祈りだと言う。

○2008年、マル・ダムール。
音也がバイオリンに祈りを込めていたという話に、考え込んでいる渡。
そこに太牙が、深央へのプレゼントを相談に来た。
「どっちも似合うと思うけど」
「そうか・・・両方ともあげればいいんだね!」

○研究所。
また新たなファンガイアの力を移植され、楓が悲鳴を上げる。
「いいぞ。その醜さは、強さの証拠だ!」
だが、突然楓に襲いかかられて、神田は起爆装置のスイッチを押す。爆発後に
は、平然と笑うホース・フライファンガイアの姿が。
「おまえはあたしを利用していたつもりだろうが、あたしがおまえを利用して
いたのだ。力を得るためにな」最初の態度は演技だったのか、しだいに考え方
が変わったのか?
生気を吸われて倒れる神田。

○公園のブランコで深央を待つ、渡と太牙。

そのころ深央は、太牙に正直に伝えようと誓いながら歩いていた。
そこにアブ女、「感じる・・・強い力を。その力、私がもらう!」

悲鳴を聞いて駆けつける2人。太牙が飛びかかるが、アブ女は深央を担いだま
ま消えた。
「行き先はわかってる。あとは僕に任せて」
だが、渡は一緒に行くと言って譲らない。
「太牙君、今まで黙っててごめん。僕も深央さんが好きなんだ」
太牙は微笑んで、渡の手を握る。

○進化生物研究所に太牙と渡が到着。手分けして深央を捜す。
深央を間一髪で救出した渡、深央を逃がして変身。

外に出て戦うキバとアブ女を見た太牙、「キバか。おまえの力を試してやる」
指笛を吹くと、羽の生えた蛇がやってきて、キバを攫って行った。
ファンガイアのほうは、サガークが足止め。
「きさまに王の判決を言い渡す――死だ」
サガに変身。

投げ出され、叩きつけられたキバ、変身が解けて失神。
ブラッディ・ローズが鳴り出して、家にいたタツロットがびっくり。
キバットが蛇の注意を引くあいだに、目を覚ました渡は、タツが運んできたブ
ラッディ・ローズを弾き始める。
「父さん、教えてください。父さんの祈りを」

◇1986年。
「最後にバイオリンに込めるの、あなたの祈りを」
弾き始める音也。
《人間はみんな、心に音楽を奏でている。俺はその音楽を、守りたい》
バイオリンが輝きだす。
「完成だわ」
音也はこのバイオリンを、ブラッディ・ローズと呼んだ。

○2008年。
「わかった、父さんの祈りが。僕の祈りは――」
ふたたび弾き始める渡。
《僕は、僕の音楽を見つけたい。そうすれば、もっと強くなれると思うから。
そして、僕の音楽で、みんなを幸せにしたい》
バイオリンが輝き、その光が渡を包むと、いきなりエンペラー・フォームに。
それから飛翔態に変化し、舞い上がる。エンペラー・フォームの膝の爪が足っ
てことなのねん。

○立ち上がって空を見上げる真夜。
キャッスルドランでは次狼たちも、「キバがまた覚醒したか」
揺れる屋敷内を歩いていた力が、壁の一部が崩れて剣が現れるのを目撃。

○ホースフライ・ファンガイアは、サガの必殺技に散る。
蛇とキバは空中戦。キバが口から火を吐いて蛇をやっつけた。

○廃墟。
「会いたい・・・渡・・・」

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★☆★ この世に正義がある限り、悪もなくなることはない:-) ★☆★

  小路 真木子(SHOJI Makiko)   shoji@kyoto-econ.ac.jp