真木子です。
なんとか次の放映前に間に合いました。

第28話「リクエスト D.C. 時を変える戦い」
ダ・カーポは「最初から」の意味。

◇1986年。
名護のパンチは軽く受け止められた。
「俺は未来から、2008年から来た、素晴らしき青空の会の戦士だ!」
マル・ダムールでも皆に主張するが、あまり相手にされない様子。

○2008年。
少し弱気になっている嶋、面会に来た渡と健吾を臨時会員に任命。

○キャッスル・ドラン。
歴史を変えるのはよくないという認識はあるらしいが、音也との約束だから仕
方がないと。

◇1986年、棚橋のアトリエ。
「あなたがミューズに選ばれた者かどうか、あたしがこの目で確かめてあげる」
人間が生み出したものの中で、価値があるのは芸術だけと言う真夜。
そこに名護が訪ねてきた。
「あなたを救いに、未来から来た者だ」
「は?」

その間、真夜と歓談している音也。
「初めて芸術を理解する女に出会えた」
「ということは、あなたは今まで誰にも理解されなかったってことになるわね」
これが殺し文句でしたか。男は勘定に入らないのか:-)
リクエストに応じてバイオリンを弾いていると、名護が乱入。
だが、真夜が割り込んで顔をひっぱたく。
「芸術を汚すつもり?」

◇で、ストーカーになってる名護。
(俺はいったいに何をしているんだ)
叩かれた頬に手をあてたりしていると、音也が来て「惚れたのか」と図星。
イクサをよこせとまた殴りかかったら、バイオリン・ケースに仕掛けたオモチャ
でノックアウト。
「おまえには遊び心がない。心の余裕がない。張り詰めた糸は、すぐ切れる。
そういうことだ。ためしに女に惚れてみろ」
人の気持ちが分かるようになれば、もっと強くなると言って去る。

○2008年。
武器を使う練習をする渡と健吾。
殺されそうになった健吾の抗議のしかたが、いかにも大阪人的:-)

◇1986年。
ゆりを気絶させようとした名護、受け止められて反撃をうける。今回、名護の
拳はことごとく不発です。
なんとか人質にして音也を呼び出すが、2人の連係プレーに軽くあしらわれる。
「これが愛の力だ」声をそろえて「くらえ、正義の鉄拳!」
名護、ダウン。
そこで真夜が止めに入った。「あなたの手は、人を殴るためにあるんじゃない。
でしょ?もっと自分を大事にしなきゃ。ミューズが悲しみますわよ」
ゆりが焼餅。

名護が意識を取り戻すと、真夜が見ていた。
「ねえ、教えて。恋をするってどういう気持ちなの?なぜ人は恋をするの?」
恋などしないと言うと、じゃあいいと去ろうとする。
それを呼びとめた名護は、コレクションの最初のボタンを差し出した。
「縁起がいい。きっと、君のお守りになってくれる」
小さく首をかしげた真夜、王冠模様のボタンを受け取る。
「やっぱり面白いのね、人間って。大事にするわ」
そこにセミ男登場。真夜は平然。
「自分の立場を自覚なさってください」次代と同じことを言われてるクイーン。
「悲しいわね、芸術を理解できないなんて」
話を聞いていた名護、「おまえ、ファンガイアだったのか」
真夜は微笑んで背を向け、黒い花びらを散らして消えた。
(さよなら、俺の初恋)

○2008年。
カニ男が暴れている。健吾と渡が駆けつけて攻撃。練習よりはさまになってる。
渡が捕まって投げ飛ばされた。
「大丈夫ですよ、このくらい」
だが、カニ男は2人を無視して去る。

◇1986年、アトリエ。
「バイオリンはまだかしら」
モデルの要求に、捜しに出る棚橋。外には名護がうろついていた。
そこにセミ男出現。「なにが芸術だ。きさまさえ死ねば、クイーンは本来の仕
事に戻ってくれる」
「まて、ミンミン・ファンガイアめ!」よくセミだとわかるなぁ。
音也が駆けつけて変身。
激しい戦いから、どうもうまく逃げられない棚橋、ファンガイアに捕まった。
見ていた名護は、イクサは棚橋を襲ったわけではなく、必殺技の余波を受けた
のだと理解。イクサに飛びつき、ファンガイアを追い払う。
「これで過去は変わった」
消える名護。

○2008年、キャッスル・ドラン。どうやって出入りするんでしょ、このお城。
時の扉から出てきた名護。
次狼が迎えて、未来は変わったが、過去で倒されるはずだったファンガイアが
現代に残っていると告げる。

○暴れるカニ男。
逮捕の事実は消えた恵が攻撃。
臨時会員は変わらないらしい健吾も来た。
もうひとりの臨時会員は、柱の陰で変身。2人のピンチを助ける。
3人でカニ男を制圧したと思ったら、セミ男が来た。
たちまちピンチのキバ。健吾も怪我。
そこにゆっくりと登場した名護が変身。今回はキバにかまわず、ライジング・
イクサでセミ男に飛びかかる。
その間にキバもカニ男に反撃、エンペラー・フォームに。
余分にジャンプしてとどめのキックをきめたイクサ、「どうだ、これが俺の遊
び心だ」
キバのほうはガルル・フィーバー。
剣にタツロット連結。「カチャッ」わざわざ言わんでよろしい。
両端から炎が噴出、ぶった切り。

○マル・ダムール。
支払いをしようとして小銭を床にばらまく渡。そばにいた名護が、その中のボ
タンに気づく。
「なぜ、君がこれを持っている」
「子供の頃、母さんからもらったお守りなんです。縁起がいいって」
王冠模様のボタンを見つめて固まる名護。

○赤ん坊のそばにかしずくビショップ。
「太牙様、お母様がいらっしゃいましたよ」
真夜が来て、赤ん坊を抱き上げる。・・・父親は?


大人になった太牙兄ちゃんも近いうちに出てくるのかな。
渡がファンガイアの血を引いていることがついにバレたわけですが、そこから
キバにつながるには、もう一歩か。
しかし、名護には別のところがもっと驚きかもねえ:-)
初恋のひとは、自分のボタンを大事にしてくれていた。
初恋のひとは、あのバカと結婚した・・・

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★☆★ この世に正義がある限り、悪もなくなることはない:-) ★☆★

  小路 真木子(SHOJI Makiko)   shoji@kyoto-econ.ac.jp