中国国営天洋食品製の、「メタミドホス入りの餃子」による中毒事件が中国でも発生していた事実から、「中国での製造過程で入れられた可能性は極めて低い」として日本国内で入れられていたかのような中国の主張は通らなくなった。
 この問題を受けて、17日午後北京で行なわれた日中外相会談では、捜査協力が約束されたが、これは、そうせざるを得なかっただけのことで、これで一挙に真相解明に近づくとは思われない。
 これに関わったいたに違いない食品管理、監督関連の高官の自殺によって、この隠蔽の真相は消去されてしまったものと考えるのが自然だ。
 中国はそんな国なのだ。
 村上新八