アフリカ支援大幅増額はよいが従来型の反省を
日本主導でアフリカ支援のあり方を話し合う「第四回フフリカ開発会議」で福田首相は、今後5年間で最大40億ドルの円借款とODAと民間投資の倍増り倍増を約束した。
このところ、鉱物資源の需要増と高騰によって、先進国、途上国のアフリカ開発熱がヒ−トし、資源獲得競争が激化している。
それもやむを得ないが、70%が1日1ドル以下の生活といわれるような貧困層の生活かさ上げのための、当面の支援だけでなく、継続的な産業、貿易振興に資する支援でなければなるまい。
その点では、内戦の武器購入に流用されたり、一部の政治家の懐を肥やしただけだったり、現地に任せるとすぐに工場が動かなくなったりなど、従来型のODAや支援には、失敗が多かったことを教訓とすべきである。
アフリカ支援では先行している中国のように、工場や施設建設に金を出すだけでなく、現地の労働力は使わずに、建設労働者まで中国人をつれていってやらせるようなやり方も、問題である。
資源獲得のためのカネの出し合いではなく、真のアフリカ経済振興のための協力になることを希望したい。
村上新八
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
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