最近、どこの本屋に行っても例のデスノートなカバーの「人間失格」が
目につく(気がする)わけですが、ちょっと前、とある本屋でその「人間
失格」のすぐそばに「新しき太陽の書」新装版のポスターが貼ってある
のを見かけました。

なにやら、今度の「太陽の書」もデスノートな装いだそうで、もしかし
たら、それでわざわざデスノ失格のそばに貼ったのか、と思ったり。

ま、それはさておき。
「新しき太陽の書」といえば、なんかやけに絶賛されてるわりには、ず
いぶん長いこと版元品切れだった気がするわけで。私自身、だいぶ昔に
全3巻(当時)を借りて読んだときは、何がそんなに面白いんかよくわか
らんかったし。あとになって「宝石泥棒」を読んだとき、「あれこの仕
掛けって…」と思い出した程度で。
# だから4巻まとめて出たときも買わなかった。

もっとも、この人の作品を楽しむには知的な作業が云々、という解説を
どっかで見た気がするので、単に私向きじゃないだけなんでしょう。基
本的にファンタジー苦手だし。

ところで、デスノ失格は売れてるらしいけど、近年のマンガ絵カバーの
氾濫には、ちょっともう食傷気味なところもありますね。昔の(今も?)
ハヤカワSF文庫みたいに、たまに見かける程度だから目を惹くんであっ
て。今はもう、なんでもかんでもラノベ?みたいな。
# ひょっとしたら、実際に中身もラノベっぽい本が増えてるだけだった
# りして。よくしらんけど。


…その後、久々に上記のポスターを見かけた店に行ってみたら、すでに
デスノ「太陽の書」の第1巻が出てました。別のもっと大きな店には影
も形もなかったので、まだまだ先の話かと思ってましたけど。これから
8月の第5巻まで、月イチくらいのペースで出るみたいです。ま、私は読
まないと思うけど。いや読んだら印象変わるかもしれないけど、デスノ
なカバーはイマイチ買う気が。

# つか、「太陽の書」って、FTじゃなくてSFカテゴリだったんですな。
# ある意味、ネタバレ。
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AMAUMA