真木子です。

『電王&キバ』に、カリスまで出てる?
木佐貫刑事には見えない、あのコート姿はどう見ても相川始・・・


第7話「讃歌  三ツ星闇のフルコース」
今回の記号はまた書けません。四分音符にフェルマータ。

○2008年、病院。
恵が退院するので、挨拶に来た渡と静香。
そこに名護も来て、入院していろと言う。さっそく喧嘩になって、名護の持っ
てきた赤バラは散り散りに。
花びらを拾う渡。

○1986年。
「伯爵様・・・申しわけございません。お暇をいただきとう存じます・・・」
300年間尽くしてきた5代目の執事は、塵となった。ファンガイアにも寿命があ
るのだ。
別れを悲しみつつ、必ず蘇らせると誓う伯爵。

マル・ダムールには、今日も次狼が来ている。助けてもらった礼を言うゆり。
「いい喫茶店には、いいウェイトレスが必要だ。これでゆっくりとコーヒーブ
レイクを楽しむことができる」
「あなた、何者?」
そこに嶋が来店。目配せを受けて、マスターが閉店を告げる。
「・・・変わった店だ」

○2008年、マル・ダムール。
技術は進み:-)、ピピッと一瞬で体脂肪測定。一緒に覗いてる恵と、離れて立っ
ている名護、というあたりに、性格が出ています。
今回の任務は、レストラン「メゾン・セルクール」の調査。最近ルシュランで
星を獲得、一日に二組しか客をとらないという店だ。嫌だな、こーいう店(^^;
この店の客が、行方不明になっているのだ。

○1986年、マル・ダムール。
こちらでは、マル・ダムールの常連客が行方不明になっていた。
しかし、客の警護をするには人手不足。新メンバーを推薦しようとするゆりだ
が、そこに入ってきた音也、「わかっている。俺のこと、だろ?」
だが、前回は音也がゆりを助けたとは認められない。
「いいだろう。もう一度チャンスをあげよう。わかりやすい活躍を見せてくれ
たら、君の入会を許す」
「そんな、嶋さんっ。なんでこんな奴に」
「面白いからだよ」

○2008年。
実験素材に、今度は花びら集めをしている渡。
「うーん、でもなんか違うんだよな」赤いバラがいいんじゃないの?
代わりにムカデ?を捕まえてみたりして、静香が悲鳴を上げる。
そこに、恵から電話。「えっ、それってもしかして、デートですか」
電話を奪った静香、「お断りします。渡にはデートなんて早すぎますから」
にやけてる渡を叱ろうとしたら、今度は名護が声をかけてきた。
名護さんのためなら何でも言うことを聞くという渡に、名護が頼んだのは・・・

○1986年。
マル・ダムールを出た次狼の後をつけるゆり。
音也は不満。「奴なら自分でなんとかするさ。食えない奴だからな」
ゆりの注目を引こうと手品を始める音也。おかげで次狼を見失ったゆりに、石
を投げられる。

○2008年。
待っていた恵のところに現れたのは、渡ではなく名護だった。

メゾン・セルクール。
二人を迎えたオーナーシェフ、「本日は、特別な料理をご用意しております。
あなた方が今まで味わったことのないような、最高の快楽を、お約束いたしま
す」
一口食べて舞い上がった恵、マナーも無視して夢中でがっつく姿に、唖然とす
る名護。
水をこぼしたギャルソンを見上げた恵は、初めてそれが渡だと気づく。名護は
渡をここで働かせていたのだ。
非難する恵に、ちゃんと事情を話して協力を頼んだ、デートと偽る恵のほうが
ひどいと指摘する名護。また喧嘩になり、落ちたピッチャーが割れる音に、も
う一組の客も振り向く。
とうとうオーナーに追い出された。オーナーは、あのファンガイアの伯爵だ。

隠れて待っていた恵が、店から出てきた渡を呼び止めた。
「騙されてるのよ、君は!あの男はね、根っからの偽善者なんだから」
で、レストランの様子を訊くが・・・

同じく名護(高いところが好きな奴。カイの同類か?)にも訊かれるが、異状
はない。
恵についての名護の言い分は、「忘れなさい。彼女はただ、俺に嫉妬している
だけだ。君は俺の弟子だろう。俺の言うことを信じなさい。俺だけを」
「名護さん、言ってましたよね。キバを倒すって」
「人類の、敵だからだ」
「あの・・・それ、違うと思うんですけど」
なぜと訊かれて口ごもる。
「言ったばかりじゃないか!俺の言うことだけを信じなさい」

で、また風呂で落ち込む渡。
「なんで人間同士って喧嘩するのかな。なんでみんな仲良くできないんだろう。
どうして傷つけあったりするのかなぁ」
「なんか重症だな。寝ちゃだめっ」

○1986年。
嶋は次狼に、狙われる可能性があると告げ、このさい囮になってもらいたいと
頼む。ゆりの推薦もあり、「すばらしき青空の会」のメンバーに加わってほし
い、と。
「面白そうだな。だが、護衛は要らない。犯人は俺の手で捕まえてみせる」

○2008年。
真っ暗な厨房で、肉をぶつ切りにして鍋に入れるオーナーシェフ。
掃除しに来た渡に、「入るな!!」
それから振り向くと穏やかに、「ここは結構ですよ。お疲れさま」

翌日。レストランにいたカップルを監視する恵。

渡はバイオリンを弾きながら、どうすれば恵と名護が仲良くしてくれるんだろ
うと考えていた。

シルクハットにマント姿で、カップルに声をかけるオーナー=伯爵。
「いかがでしたか、私の料理は。最高だったでしょう。丸々と太ったお二人の
魂、今度は私が、いただきますよ」『牙狼』で同じようなことをしてる医者が
いたっけ。
プロール(って何?)・ファンガイアに変化!
まず男が生気を吸われ、青い光球となってファンガイアの手に。続いて女のほ
うに迫るが、そこに銃撃。
「そこまでよ。ファンガイア」

バイオリンが反応。出て行く渡。

恵の銃は全然効いてないぞ。ファンガイアが吐いた爆液?で気絶。残った女
も生気を吸われた。
立ち去ろうとしたところに、渡が到着。キバットはファンガイアに一撃を加え
てから、「がぶっ」
格闘を挑むキバだが、爆液でやられたところに、薙刀みたいな武器で一方的に
攻め込まれる。

その頃、お城の連中はトランプを立ててピラミッドを作っていた(脱)。
劣勢のキバが、ガルル・セイバーを呼ぶ。
「出番か」カードを放り投げ、ピラミッドはあえなく崩壊。

ガルル・モードのキバは、パワーと素早い動きで形勢逆転。
とどめを刺すべく近づいていくが、名前を呼ばれて振り向く。名護の姿を見て
ひるむキバ。その隙に逃げるファンガイア。
キバは突っ込んできた名護のキックをかわし、ジャンプ!
そのまま、こそこそと(笑)逃げる。「あー、やばいやばい。名護さん・・・」
「おい、渡!なんでおまえが逃げるんだよ!」
「ほっといて」
「ええっ?!」

ファンガイアは、メゾン・セルクールに逃げ戻った。
「待っていろ、私の可愛い執事たち。もうすぐ蘇らせてやる。・・・必ず」

○1986年。
マル・ダムールを出る男。次狼が先回りして、行く手に立ちふさがる。
「いいコーヒーを飲んだ人間からは、いい匂いがする」
狼男に変化、男を襲う!

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  小路 真木子(SHOJI Makiko)   shoji@kyoto-econ.ac.jp