アメリカの大統領予備選は人気投票選挙だ
今年のアメリカの大統領選は、政権交替で民主党が勝つのであろうが、この民主党の予備選は民主党の二人の候補同士の戦いになってきている。
これも中盤戦を過ぎているが、このところオバマが州単位では9連勝、獲得代議員数でもヒラリ−を100近く凌駕している。
しかし、二人とも、ヒラリ−は「経験」を訴え、オバマは「変化」を一枚看板にするだけで、具体的な政策は述べず、アジ的な演説での大衆を沸かせる大仰なジェスチュアや演技の上手さとテレビ放映頻度と放映時間に費やせる選挙資金の多寡、政策論争よりも相手の揚げ足の取り合いのような、討論会でのディベ−トテクニックの上手さの差が投票数を左右する、さながら人気投票のそのものである。
これがアメリカ大統領の予備選というものなのであろう。
政策は本選挙になった段階で述べるのであろうが、何か政権選挙とは異質お祭り騒ぎ的な感じがしてならない。こんな選挙に熱狂するアメリカ大衆は、日本のマスコミが言うように、果たして政治意識が高い、と評価できるのだろうか。
村上新八
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
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