文科省は集団自爆で譲歩で譲歩はしたが
歴史教科書での、太平洋戦争末期の沖縄戦における民間人の集団自爆の記述に猛反対する沖縄県民の声を反映した形で、集団自爆に「軍の関与」があったと訂正が行なわれた。
が、沖縄県民が主張する「日本軍の強制」という文言は退けられた。それを証明する資料がない、という理由である。
民間人に集団自爆を強要するのは、当然玉砕寸前である。その時点では、統一的な指揮、命令系などは寸断されて、散在する日本軍の残存兵士がそれぞれの判断で最後の抵抗をしていたのであろうから、文書による命令資料など残っているはずはないのだ。
軍の強制は、口頭でなされたと考えるのが自然である。それを資料がないから、というのは、「臭いものには蓋」意識と、日本軍を悪者にしたくない、という身贔屓意識によるものであることは明らかだ。
教科書検定委員の選定を文科省好みでやることが原因なのだ。
村上新八
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
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