真木子です。
「キバ」について、東映はなかなか漏らしませんが、玩具の情報がすでに・・・
http://item.rakuten.co.jp/takaoka/4543112506061c/


あ、主題歌が普通に戻った。
第46話「今明かす愛と理(ことわり)」

愛理が光の中に消え、世界が崩壊するのを目のあたりにして、狂乱する良太郎。
「待て! あのカイもこれも過去だ。俺たちは過去を見てるだけなんだ!」
「でも! 過去にこんなことなかっ――」
いや、何かが抜け落ちている。

とりあえずデンライナーに戻った2人。
「今がなんでもないんだから、修復されたんだろう」君の“今”じゃないけど。
過去の影響を受けない特異点が先の時間に存在していれば、その記憶が始点と
なってつながっていく。だが、何事も絶対ではない。ハナのいた時間のように、
戻らない可能性もあった。
「でも変だよ。そんなことが起きてたなんて、僕が覚えてることと違いすぎる」
あの日、何かがあったはず・・・

何も変わっていない街を眺めて、首をかしげているカイ。
良太郎の記憶のほうはどうすると聞かれて、「え? なんだっけそれ」
「おまえ、ひどくなってるな」
「ああ、アレね。そう、それ。もう1回調べないとなぁ」

また野宿なのか? 焚火のそばの侑斗に毛布を持ってくるデネブ。
過去であんなことがあったとは、侑斗も聞いていなかった。
「なあ、未来の俺って、なんか嫌な奴じゃね? 彼女どこが良かったんだ」
「桜井は、愛理さんのことも野上のことも、この時間のことも未来のことも、
全部大切にしてた」
1人で必死に戦う姿を見たデネブは、桜井を助けたくて契約した。
「侑斗、巻き込んでホントにごめん」
「そう思ってんなら、ずっと一緒に戦え。消えたら承知しねえ」
「・・・うん!」

ちょっと寂しげなナオミちゃん。自分の短冊の裏をかえしてみると、
「ずっとクライマックス!」と書いてあって、にっこり。
そこにイマジンズが賑やかに入ってきた。
「ナオミちゃーん! パーティーやろうよ」
「クリスマスはまだですよ?」
「なんでもいいんだよ! 今日はナオミ、おまえが客だ」
「僕たちの手料理だよー。ま、僕以外のは食べないほうがいいけどねぇ」
「アホか。俺の男料理食べたら、惚れるで! さあ、この鯛を三枚におろしてぇ」

ミルクディッパーを歌で盛り上げるのは三浦と尾崎。他の客はおらんのか。
楽しそうな愛理を見ながら、少し離れて話し合う良太郎とコハナ。
良太郎が懐中時計を頼んだのは、プレゼント用だったのではないか。
だが、8月というのは?
「結婚式に合わせたとか」
「それならもっと前だよ。僕の卒業を待ってってことになってたから、
4月か5月」
そこでハナが矛盾に気づいた。良太郎によれば、桜井がいなくなったのは
結婚式の1ヶ月前。だとすると結婚式は2月になる・・・?
このズレは、今回の話でも解明されませんね。

抜け落ちている様々な記憶について1人で考えていると、カイが現れた。
「なー、おまえ過去へ行きたいって顔してるよなー。俺はおまえの抜け落ちた
記憶を知りたいって気がする」
いきなりそばに出現、良太郎の体に手を突っ込む。
侑斗が駆けつけた。
「なるほど。そういうことか。消さなきゃいけないのはアレ、桜井侑斗じゃ
ないな。今度は間違えないようにしないと」
アルビノレオイマジンを過去に跳ばすカイ。すかさず駆け寄った侑斗が
チケットを入手。切迫した調子で良太郎を急かす。
「おとりだったんだ。時間の中を逃げてる俺は、イマジンを引きつけて
いただけだ」
だが、とうとう敵に知られてしまった。
本当の分岐点の鍵は・・・野上愛理。やっぱり。

2007年1月10日。愛理の前にカイが現れ、そこからイマジン出現。
無言で見つめ返す愛理。
そこにキングライナー(なんで?)を先頭に連結したデンライナーと
ゼロライナーが到着。視界が晴れると、愛理の代わりに侑斗と良太郎がいた。
「邪魔をするな。野上愛理を出せ」
「そう言われて出す奴いるか」「姉さんには手を出させない」
ダブル変身。プラットフォームを経ずに素のまま電仮面ソードで変身できるの?
2人がかりで切りつけるが、まとめて吹っ飛ばされる。
何度やっても同じ調子。そこにバイクでやってきたのは金田一桜井。
「変身」初セリフ:-) 目も初めて映ったが、目だけだから顔はわからん・・・
ゼロノスが増えたら、一気に形勢逆転。途中の細かい描写はすっとばして、
あっという間に電車斬り!
決着がつくと、さっさと去ろうとする緑ゼロノス。
「桜井さん、待って! 聞きたいことが!」
行っちゃった。

クリスマス・イルミネーションだけの薄暗い食堂車に入ってくる愛理。
オーナーがキャンドルを渡し、火をつける。今回は暗いシーンが多いです。
恵畑さん、見えてるかな?
先に戻っていた良太郎、ここは時間の中で云々と、しどろもどろな説明を
始めるが、愛理はあっさりと「少し、未来の良ちゃんかな?」
後ろを向いたままの侑斗にも、「侑斗ね?」

デッキで聞き耳を立てているイマジンズ、
「どういうことだ」
「わかってるってこと?」
「しーっ、静かにせえ」
リュウタはひとり離れて無言。

もし未来を守れたら、会えるかもしれないと思っていた、という愛理。
愛理と桜井の前にゼロライナーが現れたときから、事情はすべて知っていた。
東映の裏設定によると、このときオーナーが接触したことになってますが・・・
「消えた未来を、もう一度私たちの時間につなげないと、未来も、
過去も今も・・・。時間は、人が、ちょっとずつ刻んでく、大切な記憶だから。
だけど」侑斗に向けて、「ごめんなさい。きっと、たくさんつらい思いさせてる。
ほんとにたくさん」
無言で首を振る侑斗。
良太郎にも、「良ちゃんにもいっぱい・・・ごめんね。でも、良ちゃんが
戦ってるなんて思わなかった。平気?」
「・・・仲間がいるんだ」

嗚咽をこらえる外の面々。

愛理は、湖で降ろしてくれるよう頼む。
「だめだよ。あそこはこれからイマジンに」
「でも、それは、あったことなのよ。それに、必要なこと。いつか、
未来が守られたとき、そこに、きっと・・・。だから、今は、忘れなきゃ。
侑斗が、待ってるから」
若い方の侑斗は、とっさに飾ってあった白い花をとって愛理に差し出す。
「ありがとう」

そして、裂けた空から降る光に愛理は飲み込まれ、世界は一面の砂漠に・・・

「姉さん!」
良太郎の叫びとともに、途切れた時間がふたたび動き出す。

元通りに水をたたえた湖。懐中時計だけを乗せて漂うボート。
ボートを見つめて立つ愛理。
手にした花が散り、白い花びらと、雪のような光が舞い降りる。
見届けた桜井が帽子をかぶりなおし、時計を見て、立ち去った。
『いつか、未来が守られたとき、そこにきっと』きっと、何が?
姉のもとに駆けつける、当時の良太郎・・・

侑斗の前に、白い花びらが1枚。風に吹かれて飛んでいく。

暗い店内に立ち尽くす愛理。そのそばに、白い花びらが舞い降りた。

カイは泣き笑い。「最悪って気がするよ。本当に最悪」
叫び声をあげて、頭上の黄色い光の群れを全部吸い込むと、無数の
モールイマジンが出現した!


また最後は敵の大量発生? それにしても、なんでモグラなんでしょ。
カイのイメージならライオンじゃないのか。

愛理が急に湖に現れたのは、デンライナーで来たからですか。
過去の愛理にとっては、湖の出来事はこれから起こることなのに、
何が起こるか知っていたわけ?

ゼロノスに変身できるってことは、デネブと契約する前の桜井ってことに
なるのでしょうか? バイクもその頃のゼロライナーのものですか。
ゼロライナーを過去の自分に譲っちゃった後は、どうやって移動しているのか。
いつも時計を見ているのは、もしかして単に暇だから思い出に浸っているとか?

特異点が分岐点の鍵の身近な人間だったおかげで、世界は助かっている、と。
知り合いの知り合いの知り合い、という調子で修復されていくんでしょうね。
ハナちゃんの交友関係は、狭すぎたのか(^^;


来週はお休み。残りはあと3回。

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★☆★ この世に正義がある限り、悪もなくなることはない:-) ★☆★

  小路 真木子(SHOJI Makiko)   shoji@kyoto-econ.ac.jp