渡邊行革担当相の孤軍奮闘もあえなく、ムダ使いと官僚OBの「天下り」と「渡り」の本拠、年に3兆5千億円ものムダガネを使う独立行政法人退治に失敗した。
 いくつかの小さい法人は廃止したり、統合されたりはしたが、年間効果はたったの1500億円、その削減比率は今の、お粗末極まる銀行預金利子以下だ。これも本当に実施されるかどうかは分からない。
 その失敗理由は、各省の大臣が、自分達の天下り先を維持したい官僚の言うなりになって、特別行政法人の廃止に徹底的に抵抗したからである。
 つまり、大臣か完全に官僚に取り込まれてしまったからである。
 自民党は、行革などおくびにも出せないように、官僚に洗脳されてしまっているのだ。 

 村上新八