電王 #41
真木子です。
『電王』では記憶が「存在の力」なんだなー、と
『灼眼のシャナ』を読みながら思いました。
そういえば小林靖子さんはアニメ版の『シャナ』も担当してたっけ・・・
第41話「キャンディ・スキャンダル」
オープニング中にもかなり本編映像が入るようになりました。
ネタバレやんか・・・
むやみに急な坂道。下る人は転げるように、上る人は息を切らして歩く。
おや、途中でへたったのは良太郎。
その隙に、愛理さんのバッグをひったくる男。下に逃げりゃいいのに、
わざわざ上って、通りかかった侑斗に捕まった。
もみ合うところに自転車がぶつかりかけたのをきっかけに、愛理さんを除く
通行人ぜんぶを巻き込んだ雪崩が発生。
侑斗は気絶したひったくり男からバッグを取り返し、顔を合わせたくない
様子で愛理に渡す。
「あの、お名前おうかがいしても――」
「姉さん、侑斗だよ。桜井侑斗。覚えてるでしょ?」
「あら、良ちゃんのお友――あら」
逃げていく侑斗を追いかける良太郎。
その頃デネブは、侑斗が消えたのに平気な顔でデンライナーにいたと知って、
大ショックで大量のキャンディーを放出。
「忘れたんじゃなくって、侑斗が存在してない時間にいただけよ。一時的にね」
「オデブちゃんと侑斗君が出会ってない、『もしもの世界』って感じですよね」
しかし、デネブの姿や名前は侑斗が決めたものですよねえ。良太郎が決めたん
だったら、こーいう路線にはならなかったでしょうに。
オデブのせいじゃない、と慰められるデネブだが・・・
なぜか遊園地めぐりをしてる良太郎と侑斗。この映像つなぎは、石田監督の
趣味だな。
「あの赤いカード、君がこの時間で作った記憶まで消すんだね」
それならあちこちで名乗って印象付けて、その記憶を使えば・・・と思ったら、
この後でデネブがやったのが、まさにそれね。どうせ忘れられるんなら、
どんなに恥ずかしいことをしても大丈夫。
ゼロノスになる前の記憶は使えない。元いた時間に戻っても、もう侑斗を
覚えている者はいない。
その代わりに、一度消えても戻ってこれたと言うが、それも確実だった
わけではないらしい。
「ずっと考えてたんだ。君と桜井さんのやってることは、矛盾してるって」
海辺に群がる黄色い光。その下の倉庫内に、カイがいる。
「俺、あれだな。かなり疲れたって気がする。おまえら役立たずを過去に
跳ばしたせいだな」
やることをまた教えるから、自分で過去へ跳べと命じる。
この時間が彼らの時間につながれば・・・と、良太郎の姿を思い浮かべるカイ。
「俺も、ああいう顔して何か思い出したりするのかも」
カイは桜井を消そうとしている。だから桜井は時間の中を逃げている。
だが、カードを使うたびに記憶を消していたら、桜井の存在が消えるかも
しれない。それではカイのやっていることと同じだ。
「俺は自分を消すために戦ったりしない。ただ、未来を消さないために、
やらなきゃいけないことをやってる。言えるのはそれだけだ」
「自分を消すつもりじゃないならいいよ。理由を言ってくれないのは
最初からだし、もう慣れた。僕は今までどおり戦うよ。姉さんの記憶も
あきらめない。桜井さんがこんな方法をとったこと、まだ納得できてないし。
君がこのまま独りになっていくのもね」
狭い階段を、思わせぶりに上っていく少女。
なんのことはない、美容室に来ただけ。
カイが反応した。
「いた。あれでいい」
カットが済むと、今度はあちこちでショッピング。
しばらく入院していたらしい。
はしゃぎながら大量の買い物をしたが、夕方にはさすがに疲れて、公園の
ベンチに座り込んでしまった。
そこに、追っていたイマジンが憑依。左手首のブレスレットが一瞬輝く。
オクトイマジン・・・いかにもタコだが、顔を見るとイカの使いまわしだな。
夜。赤いカードを見つめる侑斗。
早く寝るようにと、妙に侑斗にかまうデネブ。
なんだ、どこで寝てるんだ、こいつら??
吹きさらしだが、けっこう家財道具が揃っていたり・・・
「俺が侑斗にできることは・・・」
急に起き出したデネブ、眠っている侑斗に「ごめん」と手を伸ばす。
間もなく、「どうも〜、桜井侑斗です。よろしくお願いします」と通行人に
キャンディーを配っているD侑斗の姿があった。まるで選挙運動:-)
でも、これで記憶に残るのはD侑斗であって、本物の侑斗じゃないよなぁ。
酔っ払いに汚されてしまった服を洗いに公園に来たD侑斗、ベンチで
寝入っている少女を発見。
やがて少女が目を開けたときには、コートをかけてもらってD侑斗の膝枕。
D侑斗のほうは、すっかり眠り込んで、寝言など言っている。
「シイタケ攻撃だ! 侑斗・・・」
少女が思わず噴き出したとき、D侑斗がくしゃみをして目を覚ました。
「どうも、ありがとうございます」
「いやぁ、全然起きないから、風邪ひいちゃうと思って」
今度は少女のほうがくしゃみをして、D侑斗が無理やりコートを羽織らせる。
「名前、なんていうんですか? 私は翔子!」
「僕は桜井侑斗。あ、そうだ」キャンディー握らせて「はい。よろしく!」
「桜井、侑斗君・・・。よろしくお願いします!」
ブレスレットが輝き、砂がこぼれ落ちる・・・
防具をつけた良太郎に、イマジンたちが1人ずつ棒を振り下ろす。
それぞれ攻撃の仕方に性格が出てるな〜。
どれも受け止め損ねて、頭に当たる。
「やっぱ避ける練習より、当たっても平気なようにした方がええんちゃうか?」
「それって、確実に良太郎死んじゃうよ、キンちゃん」
そこに来たオーナー、「良太郎君。例の件は、ターミナルの駅長に伝えて
おきましたよ」
桜井が分岐点の鍵になるというのがどういう意味か、問い合わせたのだ。
背後に忍び寄ったリュウタの攻撃をみごとにかわし、スプーンで受け止める
オーナーに、感嘆の声が上がる。
「もっとも、教えてくれるかどうかは、駅長の気分しだいですが。
楽しみですね〜。チャーハン対決、セカンドステージ」
「そっちかよっ!」とモモタロスが振り下ろした棒を、みごと受け止めた
良太郎に、拍手喝采。
寝室の翔子ちゃん。寝言を言ってるD侑斗の様子を思い出す。
「ダメだ、きたーーーッ!!」
奇声をあげながらご就寝。
そこにタコ男、「おまえの望み、早く決めろ。これ以上待たせるなら、
こっちで勝手に決めて――」
「明日、コート返して――」
「もしもーし」
「その後、お茶誘っちゃお♪」
「自分で叶えるな!」
「自分でやるからいいのに。でも、こうなったらいいなーっていうのは
あるかな」
ブレスレットをいじる。
「それだ!・・・う、聞いてる?」
朝食の用意をしていたデネブが、侑斗に言った。
「あ、侑斗? 今日とか、公園とか、行ってみないかー?12時とかに」
遅刻!と公園に駆けつけた翔子だが、侑斗はいない。
時計を見ると、まだ11時。
『侑斗? 公園とか行かないのか?』
「なに企んでんのか言え。それからだ」
エスカレーターですれ違ったオジンオズボーン:-)が、侑斗に声をかけてきた。
「おい! 桜井侑斗! デネブキャンディー、めっちゃおいしい!
もう1個ちょうだい!」
12時を回った。
が、侑斗はデネブを詰問中。
そのとき、タコの触手が侑斗の足に巻きついた。
「一緒に来てもらうぞ」
引きずられていく侑斗。デネブの銃撃で解放されたものの、かなりダメージを
受けている。
「ったく、契約者の望みがゼロノスとは、俺も運が悪い〜」
死体にして連れてってやる、と、ふたたび触手で侑斗を引き寄せる。今度は
侑斗に当たりそうで撃てない。
そこに、イマジンをかぎつけた電王、「俺、参上!」
変身前は自転車だったのに、ちゃんとデンバードに乗ってる。
「邪魔するな。契約を果たせなくなったらどうしてくれる」
「そんなもん知るかよ。行くぜ行くぜ行くぜ!」
だが、戦ううちに、デンバードのコントロールが効かなくなった。
「止まれ! なに勝手に走ってんだよ!」
タコが操ってるらしい。
バイクから降りたほうがいいんじゃないの、と思ったら、ちゃんと良太郎が
助言。転げ落ちるように降りた電王、猛反撃。
「必殺、俺の必殺技、パート5!」
だが、背後からデンバードが体当たりし、そのまま海につっこんでいった。
「俺のバイク・・・デンバードっ!」
「く〜そ〜、こんな面倒な契約させやがって」
タコは墨玉を投げて煙幕を張り、逃走した。
デネブに呼ばれ、変身を解いて侑斗に駆け寄る良太郎。
「俺を連れて行くことが、契約者の望みらしい」
「それじゃ、侑斗のこと知ってる人が誰か」
「そんな奴、限られてる。って言いたいとこだが・・・デネブ、さっき
俺のこと知ってる奴いたな」
ごまかそうとするデネブに詰め寄った侑斗、不意に倒れて気絶。
死んじゃ嫌だ、と取り乱すデネブ。
侑斗は目を閉じたまま、「バーカ」
1時。
翔子はひとり公園を去っていった。
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★☆★ この世に正義がある限り、悪もなくなることはない:-) ★☆★
小路 真木子(SHOJI Makiko) shoji@kyoto-econ.ac.jp
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