29日の衆院テロ特措法特別委での前防衛省次官守屋の証人尋問を見た。
 弁護士の助言があったのだろうが、守屋は、もう罰せられようがない公務員倫理規定違反のゴルフ接待200回や2回のゴルフセットのプレゼント、夫人への接待などは積極的、かつ神妙に認めたが、便益供与は完全に否定した。
 これは、収賄罪になる便益供与をぼかすために、神妙な振りをして、尋問者の目を常識はずれの接待応受に向けさせようとの作戦だったのであろう。
 守屋が悪いのは決まっているが、相手の日本ミライズの宮崎の方が悪さでは一枚上である。
 彼は守屋を防衛省の実力者と見て、20年以上も常識はずれの接待漬けにし、一蓮托生の悪縁関係に取り込むことにまんまと成功したのだ。守屋はこの蟻地獄に嵌められ身動きとれないままずるずると今日まで来てしまった倫理感麻痺の大ばか者なのだ。
 いずれ、検察の手で贈収賄の事実が露わになることは間違いあるまい。
 村上新八