ほくなん: いや、今さらではあるんだけど「マリア様がみてる」を
          読み始めてさ。
しりあい: 本当に、なんで今さら?
ほくなん: まあ、はやりものはワンテンポ置くなりはやる前に読もう、
          ってのもあるし、他の人にえらくすすめられてたってのも
          あるし。
しりあい: 面白い?
ほくなん: さすがに話題になってただけあるね。
          読んでないの?
しりあい: 読んでない。
ほくなん: じゃあ読みたくなるようにあらすじを語ってあげよう。
          結構な冊数もあるしさ。
しりあい: いや、それってネタバレじゃん。
          かえって読みたくなくなるってば。
ほくなん: だーいじょうぶ、むぁーかせて。

ほくなん: まずはじめの「マリア様がみてる」。

          みてました。

しりあい: いや、みてましたってそのまんまじゃん。
          あらすじにすらなってないよ。
ほくなん: 次に「黄薔薇革命」。

          いやー、そこで革命返しがあるとはね。

しりあい: 大富豪か!
ほくなん: 次に「ロサ・カニーナ」。
          ここで路線変更があってさ。
しりあい: 路線変更って?
ほくなん: いや、この話はリリアン女学園という名門女子高を舞台に、
          紅薔薇さま黄薔薇さま白薔薇さまという、
          代々薔薇にたとえられている生徒会役員と、
          その後輩たちの学園生活ものなんだけどね。
          まあ主人公の人はその後輩の側なんだけど。
しりあい: ようやくあらすじっぽくなってきたね。で?
ほくなん: そこに現れたのが、さらに別の色の薔薇の名で称される、
          ロサ・カニーナ。まあ役どころは本編のネタバレになるし
          いわないけどさ。
しりあい: ほうほう。
ほくなん: 本当はあのまま色が増えてって、
          山百合戦隊リリアンファイブっていう、
          バトルものになるはずだったんだけど。
しりあい: ......ちょっとまて。
          そういう話じゃないだろ、読んでないけど。
ほくなん: 自然界に青い薔薇がないから 5 色そろえられないとか、
          そういう理由で普通の学園もののままでいくことにしたと。
しりあい: 変なデマを流すな!
ほくなん: で、その次は「ウァレンティーヌスの贈り物」。
          まあ本来の読みで書いてるけど、ヴァレンタインですな。
しりあい: ああ、あなたには関係ない。
ほくなん: 関係ないいうな! ちゃんと貢献してる。義理返しとか。
          もういいわ、次、次。
しりあい: って飛ばすんですか。
ほくなん: で、「愛しき歳月」。

          絶望した!
          薔薇さまたちが卒業してしまうのに 絶望したっ!!

しりあい: ......
          いとしきって、そうじゃないだろ?
          お前、実はそれいいたいだけでここまでひっぱったのか?


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