真木子です。

いつだかミルクディッパーを北斗七星と書いちゃったけど、正しくは南斗六星
ですね。天の川 (Milky Way) に浸ってるから。
ちなみに北斗七星は Big Dipper。


第35話「悲劇の復活カード・ゼロ」

この先も戦っていけるのか、と問いかける侑斗に、良太郎は「もっと強くなる」
と決意を表明。
・・・で、滝に打たれているK良太郎。
表に出てるのがキンタロスでも、冷たいとか痛いとか感じるのか。
キンタロス本人は、寝てる。
そこに上流から流木が!
体は目を閉じていても、周囲の状況が見えるってのは、良太郎は体の外に幽体
離脱してる状態なんでしょうか?
結局、コハナがボールを蹴りつけてキンタロスを起こし、難を逃れた。

雨の中、並んで歩くK良太郎とコハナちゃん。
「ちゃんと戦いに役立つようなこと教えてあげてよ」
先にモモタロスとウラタロスにも頼んだらしいが・・・

「良太郎、いいか。雑魚はほっとけ。まずいちばん強いやつをつぶすのがコツ
だぜ。あとは勢いだ!」
鉄パイプを持って、ワルっぽい兄ちゃんたちを追い回すM良太郎。
「ケンカ教えてるんじゃないの!」
コハナちゃんの巨大ハリセンでダウン。

「必要なのは常に冷静な心、だよ、良太郎。そして、釣りは徹底的に楽しむこ
と」
一緒に花を活けている女性たちが、U良太郎の視線にふにゃふにゃ。
「あんたはもう、女の子見るだけで、犯罪だわ」
コハナちゃんの投網で回収。

というわけで、2人はデンライナー内でお仕置き。
助言の内容自体は間違ってないと思うんだけどね・・・

「けどわからんなぁ。なんで良太郎が強くならなあかんねん」
いまいち納得してないキンタロス。
コハナちゃん、もしかしてK良太郎よりも強い?

こちらはゼロライナー。今日のおかずはサンマだ。
例の新しい路線に乗り入れるのは、やはり無理らしい。
「何が起きてんのか、そこらへん、おまえわかんないのか」
「いや〜ごめん。時間のことはさっぱり。俺が知ってるのは、イマジンを止め
なきゃいけないってことだけだから」
だが、これから先、良太郎1人で止められるのか・・・
不意に、侑斗の表情が変わった。
「おまえ!このつくねん中に、シイタケ入れたろ!」
「え、バレた?」
怒った侑斗、フライングボディ・・・床で自爆。
慌てて駆け寄ったデネブ、
「あ、脈はあるな。ねえ、侑斗、しっかりして。ね、起きてよ。誰か、誰か!」
ゼロライナーには他に誰もいないでしょーが。

突然走ってきて、「今度こそー!」と叫ぶ道着姿の男=ヤズミ隊員の成れの果
て(こら)、山口。
その足元から、イマジンが現れた。

岡元次郎道場:-)で、ごつい男たちに取り囲まれているK良太郎。
「ま、でかい言うても、こんなもんこけおどしみたいなもんや。たいしたこと
ない!一発、やってみぃ!」
などと本人の目の前で言って、キンタロスは良太郎を残して近くのコハナちゃ
んのところへと引き揚げる。
知り合いという話だったが、単にK本条の時に道場破りした間柄。
たちまち投げ飛ばされ、良太郎気絶。
「助けなさい!」
コハナに殴られて砕ける砂キンタロス。

おとなしく正座で罰を受けていたモモとウラ、良太郎を案じて立ち上がろうと
したら・・・痺れがきれていた。
はじめから当てにされていないらしいリュウタロスは、「練習なんかしなくた
って、やっつけたいと思えばやっつけられるのにねー」

ふたたび良太郎に憑依し、コハナちゃんを負ぶって逃げるキンタロス。
入れ違いに、山口が。

寝ている侑斗、お掃除おばさんのデネブ。
ゼロライナーが急停車した。
乗り込んできたのは金田一桜井。無言でカードとケース?を侑斗の前に置く。
「そんな・・・侑斗にまたゼロノスに変身しろっていうのか」

キンタロスを責めるハナだが、良太郎はまだやる気でいる。K良太郎の状態で
も、良太郎の声はハナちゃんに聞こえるんだ・・・
だがキンタロスは、良太郎はめちゃめちゃ強いと言う。
「俺が消えそうになったとき、自分とこに入れてくれたやろ。普通、怖くてそ
んなんできへん。俺も無理や。だいたい、強なかったら、あの桃の字たちがお
となしく憑いとらんで」

ちなみにそのモモたちは、痺れのきれた足をナオミちゃんにツンツンされて悶
えている・・・

いっぽう、ゼロライナーでは。
「やっぱりダメだ! 侑斗はもう何回も自分の存在が忘れられるのを見てきた。
変身するたびに侑斗はみんなの記憶から消えるんだ!どんどん独りぼっちにな
る。またそんなつらい思いをさせるなんて、俺にはできないっ」
契約は俺が絶対果たす、とカードを突き返し、桜井を追い返すデネブ。
その後、侑斗は街の中で1人、考え込んでいた。
『俺は・・・何のために・・・戦うんだ』

迷う侑斗とは対照的に、良太郎は、
「前に、時の運行を守るのは人助けとは違うって侑斗が言ってたけど、それ、
今ならわかる。そのために侑斗は・・・。だから、僕にできるだけのことはや
ろうと思う」

道場に山口が現れた。
モモタロスが察知して良太郎に知らせる。
その間に、「またかよ!」と窓を破って吹っ飛ぶ次郎さん。
『おまえの望み、叶えたよ』
モールイマジンが実体化すると、うつろな目をしていた山口が、我に返って腰
を抜かした。口からドリル・・・相変わらず好きだなぁ、韮沢さん。
「ここの奴ら、やっつけたいって言ったよ」
「違う、そうじゃなくて」
「なんでもいい。記憶がつながれば契約完了だよ」
穴は小さいけど、過去へ飛んだ。
駆けつけたK良太郎がチケットをかざし、話を聞く。
「ここの道場の連中と、勝負をして」「負けたんか」「うん。のど自慢大会で」
ずいぶん軽い記憶で跳んだと不審に感じながらも、とにかく追跡。

2006年11月22日。
町内会のど自慢大会で熱唱する山口。しかし、優勝は岡元道場だった。
あーあ、と山口が顔をしかめたところで、イマジン出現。
「逃げたほうがいいよ」
ドンと地面を踏むと、大地震。
みんな逃げ去ったところに、デンライナーが到着する。
「待ってたよ。ゼロノスの片割れとか来ないうちにやろうよ」
笑い声とともに、地中からモグラ男がさらに2体。
左手のアタッチメントだけ違う。最初のはアックスハンド、次のバカっぽいの
がクローハンド、最後がドリルハンド。
『最初から僕たちを狙って・・・』
「上等や。行くで良太郎!」
アックスフォームに変身。
「俺の強さにおまえが泣いた!」
「泣くのはそっちかもよ」

ミルクディッパーに、侑斗が現れた。
愛理さんはカウンター席で居眠り。
その前に広げている紙を見ると、「桜井君用スペシャルブレンド」の検討中。

意外に素早いモグラたち。
一方のキンタロスは、いつもより動きづらいと言う。
一瞬、その姿がブレる?
劣勢の電王がついに立てなくなると、アックスハンドだけが残り、あとの2体
は回転して消えた。
とどめを刺そうとしたとき、ゼロライナーが到着。
「あー、来ちゃったよ。でも変身できねえよ! そこで見てなよ!」
加勢しようとするデネブを、侑斗が止める。その視線の先には、桜井が。
ふたたび、カードを差し出す。
『桜井さん? どうして桜井さんが』
止めようとするデネブに、侑斗は、
「イマジンをほっとけば未来は消える。やるしかないって、最初に俺んとこ来
たとき、おまえそう言ったろ」
「そうだけど・・・でも!」
「俺がゼロノスになって戦うこと。それがおまえと、未来の俺との契約だ」
カードを受け取って、ベルト装着。
時計を見る桜井。毎度ながら、何をチェックしているんだろう?
「変身」
その瞬間、桜井は消えた。
落雷を呼んで、ゼロノス登場。
「最初に言っておく。俺はかーなーり、強い!」
モグラ男と激突。
「なんだ? あんまり強くないよ」
「どうかな」
さらに打ち合う。
「おお、割れちゃうよー」
「割ってるんだよっ!」
ついに砕けた!
必殺技体勢に、逃げるモグラ。
しかし光の矢は地中まで追って撃破!
使用済みのカードが消える。
「侑斗! どうして、なんで桜井さんが。いったい、どういうこと?」
無言で立ち去る侑斗。

目を覚ました愛理、何か思いついたらしく、さっそく書き込み。

いつか、どこかの夜。また時計を見る桜井・・・


デネブの契約者は本当に侑斗なのか?という疑問は解決。
イマジンに指示を出したりしてるのは、この調子だと桜井ではなさそうですが、
それはそれで、いろいろと疑問があるよなー。

結局ゼロノスは、また回数券をもらっただけで、特にパワーアップはなし?
なんか電王のほうが、またびみょ〜な新フォームになるみたいなんですが・・・

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★☆★ この世に正義がある限り、悪もなくなることはない:-) ★☆★

  小路 真木子(SHOJI Makiko)   shoji@kyoto-econ.ac.jp