今日が、オリックスとの最終戦。
西武先発は西口で、自身の今季10勝目がかかっている。対するオリックスは金子
千尋でこのところ連勝中。
今日の試合、先制したのはオリックスだった。
4回裏、北川のヒットとラロッカの死球(死球数の記録更新中)のあと、木元に
タイムリーを打たれ、西口は1失点する。
5回終了の時点で、1対0のオリックスリードの状態だったが、何と6回には西
口に代わって岡本がマウンドへ。これで西口の10勝目は無くなってしまう。何と
も不可解な交代である。前のイニングで打球を足に当てたのが理由かもしれない
が、平気そうに見えたので、なんともすっきりしない。西口に勝ちが付くまでな
げさせるものと誰もが思っていたからだ。どうも今季の西武の采配には理解でき
ないことが多い。
ところが、6回にマウンドに上がった岡本は、ヒットと死球でランナーを出した
あと2アウトはとったものの、また死球を出して、2アウト満塁のピンチを招
く。ここで迎にタイムリーを打たれ、2失点してしまう。3対0。
7回には許が上がるが、日高がを2塁打で出し、坂口のファーストゴロで3塁に
進塁させ、村松に四球を出し、ここで北川にタイムリーを打たれ、さらに1失
点。4対0。
そもそも、西口が5回で降りたのも不可解なら、その後の継投に、岡本、許など
あまり信頼感のない投手を登板させるというのも不可解。西武首脳陣は一体何を
考えているのか、観客にはさっぱり分からない。そもそも、采配自体に勝とうと
いう意欲が見られない。
一方、西武打線はと言えば、オリックス金子の前に、散発5安打に抑えられ、一
度も3塁を踏むことができなかった。金子は先発完投完封で6勝目。西武打線の
貧打のおかげで、2時間19分という短い試合時間だった。
これでオリックスとの対戦成績は14勝10敗の勝ち越しで終えたものの、楽天との
ゲーム差は2となり、西武の4位は絶望的になってきた。そもそも、勝ちに行こ
うという気合いすら感じられないのがさびしい。何位だろうとどうでもいいと
思っているのだろうか。ファンの立場からすれば、少しでも上位をねらってほし
いのだが・・・。
なお、この試合で、高木浩之が通算1,000試合出場を達成した。