スカイガールズ 第12話
携帯@です。
スカイガールズ 第12話「さよなら追浜」について雑感など。
^L
●全体を通して
タイトル通り、追浜編は今回で最後です。もう少し、追浜周辺の景色を見たかった
気がするけれども。
さて、今回は本当にいるのか、可憐の脳内家族なのではとも言われていた、可憐の
兄様がいよいよ登場? …の可憐のお当番回。
……と思ったら、常にぷんぷん怒っている感じのエリーゼが、可憐を兄様に会わせ
ようとしていたり、大戸のことを「おじいちゃん」と呼んだりして家族恋しいところ
を見せていたりと、前回の印象とは違う一面を見せる話でした。
それにしても兄様、この調子だと最終話まで顔出しは無いんでしょうね…。
●最終訓練
冬后「海に出る前に、一度くれえは四人で飛んで貰わないとな。どうなるかと思った
が、上々じゃねぇか」
攻龍に乗り組む前に、エリーゼのバッハシュテルツェV1も含めた4機で訓練を行
う音羽達。エリーゼは、瑛花の指示に素直に従っており、冬后の懸念は杞憂だった。
●これもツンデレ?
エリーゼ「負けたら瑛花をリーダーって認める約束したから」
瑛花「そうね」
エリーゼ「認めたくないけど、仕方無いでしょ!」
更衣室でちゃんと瑛花の指示に従うエリーゼのことを見直したという音羽。
エリーゼは、勝負に負けたら瑛花をリーダーと認める約束だからと言い、更衣室を
出て行ってしまう。
怒らせたことを気にする音羽ですが、瑛花はいつもこの調子と気にしていない様子。
やっぱり、ツンデレなのかな。
●本当は会うのが怖いのでは
音羽「航空ショーの時も、結局来て貰えなかったんだし、可憐ちゃん、お兄さんに会
いに行けば良いじゃない」
可憐「え!? む、無理ですよ。移動の準備で、手一杯で、出かけるなんて、とても」
音羽「あ! なら、ここまで来て貰えば!?」
可憐「こ、ここまで?」
浮かない様子の可憐。兄の勤め先の相模原の近くにある追浜から離れるのが少し悲
しいと語る可憐に、音羽はお兄さんにここまで来て来て貰えば良いと言い出す。
しばらく離ればなれになると言うのに、ここまで過剰に兄に遠慮している可憐が不
思議です。
以前のモノローグで言ってましたが、やはり、兄であっても直接対峙するのが怖い
のでしょうね。
●老人と子どもばかりの軍隊
嶋 「先に言っておくが、私はあの玩具を認めてはおらん」
緋月「ソニックダイバーですか?」
嶋 「確かに、優れた機動性と対ワーム効果は認める。だが、開発維持にコストがか
かりすぎだ。ピンポイント局地戦兵器にここまで入れ込める程、今の地球は裕
福じゃない」
緋月「ありがとうございます」
嶋 「ん?」
緋月「攻龍には、あなたのような方が必要ですから」
嶋 「皮肉か」
緋月「いえ。本心です」
呉軍港。攻龍の副長となる嶋少将と話していた緋月。攻龍に乗り組むのは、退役し
ていた老人と子どもばかり。平均年齢が23.5歳っていくら何でも若すぎです。10年前
に20〜30台の男性がいなくなったのだとしたら、現在は20台の兵士が結構いてもおか
しくないはずですが。まぁ、産業でも人がいるので、人の奪い合いということなので
しょうが…。
嶋少将は軍の主流と同じく、ソニックダイバー否定派のようで。
性能よりもコストがかかり過ぎることを問題視している様子ですが、そんな少将を
「あなたのような方が必要ですから」と言う緋月。冬后と違って思い入れが無い分、
戦場では冷静にソニックダイバーを道具として扱えると期待している、ということな
んでしょうね。自分は乗り込まないことと言い、嫌な奴だ。
●風呂で泳いではいけません
エリーゼ「ばっかみたい。家族に会える位でそんなはしゃいじゃって」
音羽「エリーゼだって、お家の人と会えたら嬉しいでしょう?」
(中略)
エリーゼ「そんなの別に良いじゃない!」
音羽「はー。又怒らせちゃった。どうして私っていつもこう」
瑛花「誰にだって、それぞれ事情があるのよ」
入浴中、可憐が兄を基地に呼ぶ気になったという音羽。
そして、電子メールで兄様と連絡を取り、仕事の途中で訪ねて来てくれることにな
ったと、可憐は大喜び。とはいえ、風呂場でバタ足はいけません。
エリーゼ、画面にはちゃんと映っていませんが、15歳だけどつるぺたなんでしょう
ね……。
音羽の方が一生懸命という突っ込みは確かに。まぁ、音羽は世話焼きさんというこ
とで。
家族で会える位ではしゃいじゃって。未だ描かれていませんが、エリーゼは多分、
家族が居ないのでは…。だとすると、音羽は思いっきり地雷を踏んでいることになり
ますが。
瑛花の言う「それぞれの事情」は、父親の一条提督には会いたくないということな
のでしょうが。
●おやっさん自ら担当
エリーゼ「あ、あの人が担当なんだ」
攻龍への移動のため、シーリングの上運ばれていくソニックダイバー。
バッハシュテルツェは、元々攻龍に搭載予定が無かったため、しばらくは飛べない
と知らされたエリーゼ。そして、バッハは、おやっさんが直接担当することに。腕は
確かだから良いじゃないかと思いますが、エリーゼは怖そうなおやっさんがちょっと
苦手そう。
●思い出は沢山
音羽「初めて、ここに来た時も、瑛花さん、ああして走ってたなって」
可憐「短い間でしたけど、思い出が一杯ありますね」
音羽「うん」
(中略)
可憐「そうそう。私、あの二人に会った時、驚いたんですよね。双子なのに全然違う
って」
音羽「あたしにも、双子の弟がいたんだ」
可憐「え、音羽さん。双子だったんですか?」
音羽「優希って言うんだけど、子供の頃、行方不明になっちゃってさ」
可憐「行方…不明」
音羽「うん。そんなこともあって、お兄さんに会いたいって言う可憐ちゃんのことも
他人事に思えないって言うか」
可憐「そうだったんですか」
基地の外で兄様と待ち合わせをすることにした可憐。
ゼロが運ばれていくのを見て、少し寂しく感じる音羽。
ランニングしている瑛花を見て、音羽と可憐は、基地に来た時も瑛花はこうして走
っていたことことを思い出し、この基地には思い出が一杯あると言う。
可憐自身よりも音羽の方が緊張しているのが何とも。ですが、それは音羽自身に双
子の行方不明の弟、優希(ゆうき)がいて、他人事とは思えないのが原因だとか。第
1話に登場していた弟さんですね。幽霊で出て来たということは、既に亡くなってい
ると思いますが。
●出動要請
音羽「はい。えっとですね、実は可憐ちゃん、これからお兄…」
可憐「了解しました」
音羽「可憐ちゃん?」
兄様と会おうという時間、東京湾沖で消息を絶った漁船捜索のため、ソニックダイ
バーに出動要請が。既にゼロと雷神は運ばれており、風神とバッハシュテルツェの2
機で捜索に行くことに。
音羽は、可憐が兄と会う約束をしていることを話しかけるが、可憐はその任務を了
解してしまう。
「東京湾」と冬后は言ってますが、地図によると房総半島は島になっていて、全然
「湾」じゃ無くなっている様子ですが。
●話してみれば怖くない
大戸「よーし、良い仕事、して来いや」
エリーゼ「あ…うん」
エリーゼ(何だ。別に怖くないじゃない)
風神、バッハシュテルツェの発進準備。
エリーゼは、大戸に良い仕事してこいやと言われ、怖く無いと感じる。
一方可憐は、兄様のことが気になり、ちょっと上の空。
次回の音羽と異なり、それでも問題なく発進出来たのはちょっと偉いかも。
基地の入り口前に到着した車。兄様、お顔は見せてくれないのですか?
兄様の前で、風神とバッハシュテルツェが発進。
兄様は、僚平達の会話から、それが可憐だと知ります。
●任務に集中
エリーゼ「あのさ、時間も無いし、一度戻った方が」
可憐「いえ。ナノスキンの限界までは、まだ余裕があります」
エリーゼ「む…」
可憐「そうだ。もう少し範囲を広げて、再計算すれば」
エリーゼ「無理よ。巡視艇も散々探したんでしょ。だから戻ろうよ!」
漁船を捜索する風神とバッハシュテルツェ。
可憐が冷静に潮流を分析している一方で、エリーゼの方が、昨日は馬鹿にしていた
のに、気が気でないのが印象的。
やがて、可憐の計算通りに沈みかけた漁船を発見。
●エリーゼなりの思いやり
エリーゼ「後はエリーゼがやっておくから」
可憐「え?」
エリーゼ「状況調査なんて、エリーゼだけでできるもん。だから先に帰ってて良い
よ」
可憐「私だけ帰る訳には」
エリーゼ「今なら未だ会えるでしょう」
可憐「え…。エリーゼさん、私を兄に会わせようと。でもこれは任務ですし」
エリーゼ「せっかくエリーゼが一人でやるって言ってるんだから、帰りなさいよ!」
可憐「それは…出来ません」
(中略)
可憐「人の役に立つ仕事は素晴らしいって、言ってくれたんです」
エリーゼ「何の話よ」
可憐「兄がそう言ってくれたから、だから、判ってくれると思うんです。ううん。会
いたいってだけでこのまま帰ったら、私叱られちゃいます」
エリーゼ「でも、だって」
(中略)
可憐「あの、エリーゼさん」
エリーゼ「何?」
可憐「ありがとうございます」
エリーゼ「そんなこと言ってる暇無いでしょう!?」
漁船はすでにボートも無く、船員は脱出したようだった。
状況確認は一人でするからと、戻るように言うエリーゼ。
エリーゼが可憐を兄に会わせようとしていることを知った可憐。しかし、可憐は帰
投するつもりは無かった。
その時、船内に取り残されていた人からの物音を聞いた可憐は、甲板を引きはがし
て要救助者を発見。
可憐は、エリーゼに、このまま帰ったら兄に叱られると言い、最後まで任務を完遂
するのでした。
エリーゼ、もしも可憐が一人で任務を放棄したらどうなるかを考えないのは、やは
りお子ちゃまだなぁ…。……と言っても、可憐と1歳しか違わないのですが。
ところでソニックダイバーには、担架だの点滴の道具だのが搭載されているのか。
そして、エリーゼ、点滴をすることが出来るんだ。
●兄様からの手紙
夕子「そう。あの人、可憐ちゃんのお兄さんだったの」
音羽「あー。居るって知ったら、帰って来るまで絶対引き留めてたのに〜」
(中略)
可憐「兄様。私が飛ぶ姿を見てくれたそうです。立派で、凄く格好良かったって。妹
を誇りに思うって」
結局、可憐が戻って来た時には兄様は帰った後。
可憐は、人助けが出来て、兄様も喜んでいると思いますからと言う。
そこに現れた夕子先生は、門の前で預かった兄様からの手紙を渡す。
その手紙には、妹を誇りに思うとあり、可憐は泣いてしまう。
ナノスキンジェルの限界もあるので、戻って来るまで20分位だった筈ですが、それ
すらも待てなかったらしい。本当に忙しい人なのね。結局、顔を見たのは夕子先生だ
けか。
てっきり、兄様だと知って手紙を受け取ったと思ったら、知らなかったらしい>夕
子先生。兄様、自分が何者かを告げずに立ち去ったのね…。妹と同じく、奥ゆかしい
人?
●外人なのでコーヒー
瑛花「あなた達、良い仕事だったわよ」
エリーゼ「あ、おじいちゃんみたいなこと言わないでよ!」
瑛花「おじいちゃん?」
エリーゼ「ごちそうさま」
更衣室のエリーゼに、「お疲れさま」とコーヒーを差し出す瑛花。
以前、音羽と僚平に緑茶を持って来たエピソードを思い出します。
可憐から、エリーゼが可憐を一人で帰そうとしたというエピソードを聞かされてい
た瑛花は、エリーゼに良い仕事だったわよと褒める。
大戸さんのことを「おじいちゃん」って、何だか、家族扱い?
●さらば追浜よ
音羽「そっか。ここもいつの間にか自分の家になってたんだな」
エリーゼ「バッハ。やっとみんなの敵が討てるよ」
貨物船で攻龍のある呉へ移動する音羽達。
追浜基地を眺めた時の気持ちが、島を出た時のそれと同じだと気づく音羽。
やっとみんなの敵が討てるというエリーゼ。
何だか、死亡フラグ立っているみたいで嫌ん。
●人の悪口は言うもんじゃない
音羽「天翔る乙女、スカイガールズの移動基地に相応しくないな。でも、こわーい緋
月さんは地上勤務のまま船には乗らないみたいだし、少し気が楽かも。なーん
て」
可憐「音羽さん。そんなこと誰かに聞かれたら…」
呉で未だドッグに在る攻龍を見た音羽達。
スカイガールズの移動基地に相応しくないという音羽の考える、理想的な艦の形っ
てなんだろう。
こわーい緋月さんって、殆ど直接接触は無かったと思うけど。
その緋月は地上勤務だそうで、喜んでいたら後ろに高官が。
冬后から、攻龍のメインクルーを紹介される音羽達。
副長の嶋少将は、とても怖そう。
そして、先程の高官は、特務艦113号、攻龍の艦長、門脇中将なのでした。
それにしても、艦長が中将で副長が少将とは。本当ならば佐官級が艦長だろうから、
この位の年齢層の軍人が本当にいないんですね。
●囮だった攻龍
紀理子「ボルドーの30年ものよ」
緋月「大戦前の。これは貴重なものを」
紀理子「田園地帯は、ワームの標的から外れていたし、意外と残っているのよ。ワー
ム殲滅のとはいえ、何でも無差別に破壊したのは、むしろ人類の方」
緋月「ワームの標的は、昔も今も、発電施設や重工業地帯、そして、軍事基地ですか
ら。やはり、西ヨーロッパのワームは、ソニックダイバーを」
紀理子「ええ。狙ってきたのは確かね」
緋月「では、特務艦113号の目的というのは」
紀理子「私は攻龍を単なるワームの囮として使うつもりは無いわ。でもそのおかげで、
攻龍建造を急ピッチで進めることが出来た。だから当然、その役目も含んでい
るけど、ね」
緋月「ご慧眼です。博士」
その頃、呉軍港を見下ろす一室で、周王博士と会っていた緋月。
何となく、EDでも二人でいるので、二人は恋人同士だったり?
田園地帯はワームの標的から外れていたというのは、小説版とは異なる設定ですね。
小説版では、人のいるところ、都市地方お構いなしでしたから。アニメ版の方は、人
間そのものよりも、自然を破壊する人類文明の方がワームの標的ということなのかも。
ワームの統一体の形が以前の話は亀、次回の話では鯨の形をしていたのは、大自然の
怒り?
ソニックダイバー自体が西ヨーロッパ基地が攻撃されて理由であるらしいことから、
攻龍にソニックダイバーを乗せて、ワームをおびき寄せようというのか。酷い作戦だ。
そして、緋月が地上勤務ってことは…逃げたな(笑)。
ただ、周王博士は他にも目的があるらしい。その目的が何なのかは、今のところさ
っぱり判らないのですが。
●次回予告
音羽「ついに攻龍出航! ワームとの戦いも厳しくなって行くんだろうな。でも頑張
らなきゃ。ね、僚平…って、あんた顔色悪いわよ。ねぇどうしたのよ、僚平。
次回、「攻龍出航」」
では、また。
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