スカイガールズ 第10話
携帯@です。
スカイガールズ第10話「ゴーストベース」について雑感など。
^L
●全体を通して
幽霊話です。幽霊が出たと思ったら実は…と、思わせておいて、やっぱり本当に幽
霊がいたという幽霊話のテンプレみたいな話。
と同時に、パイロットを支える裏方の整備員に着目した話です。
音羽の考えれば理不尽な非難を受けても真面目に零神の整備をする僚平。真面目な
奴だな。それなのに、音羽がそのことに全く気づかずに、酷いことを言っているまま
なのが、気がかりではありますが。
それにしても零神の側に現れた幽霊、音羽の弟さんみたいですが…。
やっぱり魂が零神の中にいるのかなぁ。
●自分の発言の意味が判って無さそう>音羽
音羽「ねぇねぇ、今度後ろに乗せてよ」
僚平「駄目駄目。ただでさえ、ガソリンが手に入りにくくなってんだ。無駄に走る余
裕はねぇんだよ」
音羽「ちょっと、それって、あたしが無駄だって言いたい訳?」
僚平「その通り!」
音羽「何〜!? もう、あったま来た! 覚悟〜!」
部品受領のために出かけた本部基地から、追浜基地へ向けバイクを走らせる僚平。
日課の木刀の素振りをしていた音羽は、生まれて初めて見たバイクに大はしゃぎ。僚
平に乗せてと言うのだが、あっさりと断られてしまい怒る。
世界に一つしか無い俺マシンを走らせている僚平は、バイク好きの様ですが、石油
が貴重らしいこの世界では、バイクを走らせると言うのは軍にいるからこそ可能なの
でしょう。
それにしても音羽、バイクの後ろに乗せてって、デートしてって申し込んでいるよ
うなものですが、音羽も僚平も全くその点については意識して無いんですね……。
●怖い大戸さん
可憐「私は大戸さんみたいな人、結構好きですけど」
音羽「え? そうなの?」
可憐「口では怖いこと言いますけど、本当は心の広い人なんじやないかなって」
瑛花「ま、確かに、整備の腕は一流だし、みんなに慕われてるわよね」
僚平と喧嘩になりかかった音羽。そんな二人を叱る大戸。
着替え中に大戸が怖いという音羽。可憐は、大戸のことが結構好きだという。
まぁ、真面目な可憐であれば、怒られることもあまり無さそうな分、良い面の方が
見えやすいということなんでしょうけど。
●反応が良いのは整備が良すぎるからでは
音羽(ゼロの反応が良すぎる? 整備ミス? 今は、デルタロックに集中しなきゃ)
訓練用ワームを相手に、デルタロックの訓練をする音羽達。
MVソードをワームに突き立てる際、反応が良すぎる感じがした音羽。
反応が良いのはむしろ良いことで、整備ミスというのは音羽、厳しい。
と言うかちょっと我が儘?
●海軍名物カレーライス
たくみ「じゃじゃーん。追浜名物、お昼のカレーライスでーす。本部基地からレシピ
を取り寄せ、更に美味しくなるように手を加えました」
(中略)
音羽「どうもしっくりしすぎてんだよね。やっぱりミスなのかな」
(中略)
たくみ「しっくり? ミス?」
瑛花「確かに、ちょっとパンチが足りないわね。このカレー」
たくみ「ええええ〜」
可憐「す、凄い音羽さん。一口も食べないでそれを見抜くなんて」
(中略)
音羽「ねぇ、今日の整備、何かあったの?」
僚平「はぁ? 何だよ、いきなり」
音羽「だって、今日のゼロ、絶対変だったもん。整備で、何かあったのかと思って」
僚平「俺の整備は常に完璧だぞ!」
音羽「じゃあ何、あたしが感じた違和感は変だって言うの?」
僚平「だから何かの間違いだとか」
音羽「そんなこと無い! 絶対何か変。パイロットの勘。オートバイばっかり気にな
って、整備に身が入って無かったんじゃないの?」
基地の食堂で、たくみが作ったカレーライスの味見を頼まれた音羽達。
しかし、音羽は心ここにあらずで、一口も食べない内にミスなのかという。
続いて、瑛花もパンチが足りないと言い、たくみはショック。
しかし音羽は、ゼロの反応が良すぎることが気になっていただけだった。
音羽は、食事にやって来た僚平に、ゼロが変だとちゃんと見てよねと文句を言い
出て行ってしまう。
零神のことだったんだとほっとするたくみだが、しかしカレーの味がしっくりし過
ぎているというのは本当で、たくみはがっくり。
音羽に言われ、格納庫で零神のチェックをする僚平。
だが、どこも異常は無いのだった。
声をかけた大戸に気にしないようにと言いつつも、僚平は零神のチェックを続行。
海軍名物と言えばカレー。金曜日の昼食の定番ですな。
レシピを借りてきてもやっぱり、味がしっくりし過ぎているのは、たくみの腕前が
やっぱり……からなのかも。
音羽の感じた違和感は、ゼロの反応が良すぎるというものなのに、そのことは言わ
ずに変だとだけ言って僚平を責める音羽。ちゃんと言えば、誤解も生じないのに…。
そんな酷いことを言われても、逆に責任感を感じて昼飯抜きで整備を続ける僚平、
真面目だなぁ。
●人魂出現
冬后「ん? ああ、ちょっとな。それよりあんまり遅くまでいるなよ。これが出るぞ、
これが」
七恵「でませんよ、そんなの。それに、さっきの大佐の方がよっぽど怖かったですか
ら」
攻龍への移動の前に、データ整理をする七恵は、いつの間にか忍び寄り、夜食のビ
スケットを掠め取っていた冬后の顔を見てびっくり。
基地内各所を戸締まりしている七恵は、最後に見回った格納庫で、光の玉が零神の
周りを浮遊していることに気づき、懐中電灯を投げ出し格納庫から逃げ出してしまう
のだが…。
懐中電灯を直後に誰かが拾っていたので、僚平が犯人だろうな、というのは安易に
予想できるオチではありますが。
●ファンサービス
瑛花「そ、そんなの居る訳無いじゃない。何かの間違いでしょう」
音羽「あれ? 瑛花さん、寝る前は太るから食べないんじゃ…」
瑛花「う…。トレーニングの後でお腹空いてるの。深い意味は無いわ」
何時ものように、消灯時間直前に入浴していた瑛花。
浴場から出て来ると、七恵が光の玉が出たと瑛花に言う。
音羽達の部屋で、事の顛末を話す七恵。
お化けだと言う音羽に、そんなのいる訳ないと言う瑛花。
だが、普段は食べないポテトチップスを食べてしまったりと、動揺は隠せない。
てっきり、瑛花がシャワー浴びている所に駆け込むとか、悲鳴を聞いてバスタオル
姿で出て来るという展開を期待したのですが…。
まぁ、シャワーシーン自体の出来は良かったのですが。
瑛花がお化け怖いというのは、まぁ、この手のキャラがお化け怖いというのは王道
ですな。
●魂の双子
嵐子「何やて? 格納庫に謎のお化け?」
音羽「そうそう、そうなんですよ」
晴子「息、ぴったりやな」
嵐子「それは絶対に正体を突き止めなあかん!」
音羽「うん!」
嵐子「うちも協力する。おやっさんにも一緒に聞いたるわ」
音羽「ありがとうございます。この桜野、嵐姉さんについて行きます」
嵐子「ほな、現場行くで〜!」
冬后にお化けのことを聞いた音羽達。冬后は冗談で言っただけでそんな噂は知ら無
いが、大戸であれば知っているかもというが、瑛花はお化けについて話すこと自体が
嫌そう。
大戸には聞きづらいと可憐に言う音羽。
そこに居合わせた嵐子達。
音羽から話を聞いた嵐子は、ノリノリで正体を突き止めなければと言う。
嵐子と共に、現場に行くことにした音羽達。
馬鹿馬鹿しいと言いつつ、飲み物を買おうとしたた瑛花が取り落とした物。
それはお守りなのだった。
嵐子と音羽は見かけ通り、随分と気が合うようで。
瑛花、お化けが怖いのでお守り持ち歩いているのか(笑)。
●格納庫の怪談
大戸「さっきの幽霊の話だが、出るぞ…。基地が出来る前、ここは病院でな、この辺
りは丁度霊安室だったみてえで、行き場の無い魂がごろごろいるって話だ」
三人「ひっ」
大戸「その中には、幼い少年の霊も居てな、時々ここをうろつくらしい。昔、その子
の幽霊を見たって奴は、一週間位熱が下がらなかったなぁ」
可憐「そ、そんなに」
大戸「ま、夜の格納庫には近づかないこった。祟られるぞ」
格納庫で僚平にお化けの話を聞いた嵐子達。
だが、僚平は知らないと言う。
大戸に無駄話をしていると怒り、嵐子達を仕事に戻すと、格納庫にはかつて美容院
の霊安室であったこの場所には幽霊が出ると言うのだった。
追浜基地のある辺りは多分、病院は無い筈。
ただ、どんなお化けが出たのかについては誰も話していないのに、大戸さんが「幼
い少年の霊」と言っていたのは、ラストシーンを観てから考えると、本当に大戸さん
は観たことがあるのかも?
●はっきりしないのは嫌
音羽「そんなの駄目です! ちゃんとその目ではっきりさせなきゃ、納得出来ないで
す!」
瑛花「あなた未だそんなこと言ってるの?」
音羽「だって、ずっともやもやしてるの嫌なんです。それに、あそこにはゼロがいる
し。あたし一人でも確かめます!」
大戸の話を聞いた後、食堂でこれ以上深入りしない方が良いと思う可憐。そもそも
幽霊が怖そうな瑛花。しかし音羽だけは一人、正体をはっきりさせることを主張。結
局、音羽に瑛花と可憐は引きずられることに。
●幽霊の正体見たり
大戸「馬鹿野郎、いくら好きだからって、ここにあったガソリン盗みやがって」
大戸「色々と騒がせて悪かったな。俺からも謝る。この通りだ」
(中略)
三人「え?」
瑛花「そ、そんな、頭を上げて下さい」
音羽「そうですよ。悪いのは僚平なんだし」
可憐「あの、それじゃ幽霊の話は」
大戸「お前さん達を怖がらせて、格納庫に入らせないための作り話だ」
その夜、幽霊の正体を探るために格納庫に入り込んだ音羽達。
ところで、音羽が手にしているのは何故木刀で無くて虫取り網?
まさかそれで幽霊を捕まえる気なんだろうか。
幽霊が怖そうな瑛花。それは、音羽達にもバレバレです。
強がってはいるけれど、光の玉が出た途端に可憐の背後に隠れてるし。
光の玉の正体は、僚平。
昨日の光も僚平かと問い詰めようとする音羽。
だが、そこに現れた大戸が、僚平の頭を殴り、僚平がガソリンを盗んだと言う。
今日は帰そうとしていたという僚平。すると、大戸も何故か音羽達に謝り、昼間の
幽霊話も大戸が先に僚平を捕まえるための作り話なのだった。
軍で物資を盗み出したら、軍紀違反で営巣行き…というのが普通だと思うのですが、
随分と処分が甘いと思ったら……。
●本当は徹夜していただけ
大戸「ここに来たばかりの時も整備でわかんねぇ事があると、徹夜してただろう」
(中略)
僚平「俺、あいつのこと、凄い奴だと思ってるんです。時々、とんでもないことやら
かすけど、心から零神が好きで、空が好きで。見てると気持ち良いっていうか。
だから負けたくない、整備士として、パイロットのあいつに負けたくない」
大戸「たく、青いな。行くぞ」
幽霊の正体を知ったと思い、部屋に引き揚げた音羽達。
一方大戸と僚平は、自販機コーナーで本当のことを話していた。
僚平は、音羽の言葉が気になり、夜も零神のことを見ていただけなのだった。
僚平は追浜に来た時から、判らないことがあると徹夜をしていたということを指摘
する大戸。実は大戸は最初から僚平のしていたことを知っていたのだ。
●相性が良すぎるが故に
大戸「あいつは、潜在能力が高いし、零神との相性も良い。だが、そういうパイロッ
トには弱点がある」
僚平「え?」
大戸「自分を信じて無茶し過ぎることだ。俺達の仕事は、パイロットの弱点が、最小
になるように整備してやるこった。ちょっと位無茶しても良いようにな。早く、
パイロットに信頼されるようになれ。そうすりゃ、一人前だ」
僚平に付き合い、零神の様子を一緒に見ていた大戸は、バイオフィードバックの反
応を下げ、違和感を無くすことにした。
パイロットに信頼されるようになれ、と僚平に諭す大戸。そして、その様子を嵐子
と晴子も見ており、僚平達に影響されて、嵐子も「幽霊になる」と雷神の様子を見る
ことにするのだった。
●折角良い感じになると思ったら
音羽「今日のゼロ、すっごく良かった」
僚平「お、おお」
音羽「これからもオートバイにうつつを抜かさず、ゼロのことをしっかり整備するよ
うに。橘君」
僚平「へいへい。了解。じゃあ、バイクに乗りたくないんだ」
音羽「え? え!」
僚平「あーあ、今度せっかく乗せてやろうと思ったのに」
音羽「え、えと…あ…」
僚平「モーションスリットで乗るなら、考えてやっても良いぜ」
音羽「え? あ…んもう! 何考えてんのよ!」
僚平「何だ、乗りたくねぇのか?」
音羽「頼まれたって乗らないよーだ」
翌日の訓練。音羽とゼロとの相性は今日は良い感じ。
戻って来た音羽は、僚平に凄く良かったと言う。
でも、折角徹夜で整備してくれたのに、その苦労も知らずにその言い草は無いだろ
う>音羽。
音羽がそんなこと言わなかったら、本当にバイクに乗せてやるつもりだったのか
な? >僚平。
●お約束のオチ
瑛花「もう幽霊の正体も判ったし、怖がることはないか」
(中略)
瑛花「ああ、あそこ」
冬后「あ? 何も無いぞ」
瑛花「え? あ、あれ?」
冬后「おいおい、大丈夫か? ちょっと、疲れてんじゃないのか?」
瑛花「そ、そうですよね。幽霊なんて、居る訳ありませんよね。それでは、お先に失
礼します」
夜。冬后がまだ仕事をしている部屋に入った瑛花は、二人で戸締まりをする羽目に。
もう幽霊の正体も判ったし、と思う瑛花だが、ゼロの近くに子供の幽霊の姿を見て悲
鳴を上げるが、冬后が瑛花の指さす先を見た時には、幽霊の姿は無くなっていた。
しかし、二人が出て行った後、零神の上には子どもの姿が……る
幽霊がいないと思ったら、本当にいた…というのは定番ですが、この幽霊、音羽の
弟さんにそっくりなんですが。やっぱり、ゼロには弟さんがいるという展開となりそ
うです。
●次回予告
次回予告「エリーゼ・フォン・ディートリッヒ、只今到着。エリーゼと、このバッハ
シュテルツェトV1で、ワームなんて、あっと言う間に撃滅よ。覚悟しなさい!
次回、4人目のスカイガール」
ようやっと、エリーゼが音羽達に合流です。
では、また。
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