真木子です。
なんで5人目だけ、色名じゃなく「チョッパー」?
ロンはやっぱり臨獣殿方式だとろくなのが出てこないので、
単純に「龍」なんでしょうな。衣装から見ても。

第32話「終電カード・ゼロ!」

アリとキリギリスに倒されたR電王。もはや無抵抗。
そこにデネブが駆けつけて救出。

藤代と愛理のもとに乗り込んだ侑斗。
「桜井君・・・」
「桜井?おー、あいつの弟か何かかな?うん、そういえばちょっと似てるか」
しかし愛理さんは、「似てる?誰に?」
藤代を思いっきり殴る侑斗。

結局愛理を奪い返され、2年前と一緒かよとぼやく藤代の前に、
アントホッパーイマジン(アリ)が現れた。
「おまえの体を借りる。望みも叶えてやるから我慢しろ」
やはり、愛理を連れて来るという契約だったらしい。

デンライナーに運び込まれた良太郎とリュウタロス。
一緒に消えかけて仲良くなったのかな?ウラとキンはリュウタのほうを気遣う。
良太郎はかなりの重傷。
「くっそー。俺たちを的にするとは、やってくれるじゃねえかよ!」
「むしろ遅すぎたくらいだけどね。さんざん邪魔したわけだし」
謝るデネブに、ケンカを売られたのはこっちだから、こっちでケリをつけると
宣言。
「よーし!リュウタの弔い合戦や」
「僕、生きてるよ・・・」

状況を侑斗に報告するデネブ。一応、隠れながら歩いてるつもりなのか。
お見舞いに行こうと提案するが、侑斗は拒否。
「そう言うと思って、侑斗からのお見舞いは用意しておいたんだけどなー」
『のがみくんへ ゆうとより』と書いたカードに、侑斗の顔が引きつる。
「それ持っていったら二度と口聞かないからな」
「かわいいのに」
フライングボディアタック!

夜の病室に、ナオミちゃんがハナからの差し入れを持ってきた。
愛理が無事に戻り、記憶も戻っていないことを報告するが、桜井侑斗が愛理に
忘れられ、現時点には存在もしていないという状態に、今までのように
素直に喜べない良太郎。
「未来の自分がそんな状態なのを直接見てるんだよね、侑斗は。
どうして侑斗は・・・」
そこにデネブがお見舞いに来た。ナオミにも「オデブちゃん」と呼ばれる:-)
互いに礼を言うデネブと侑斗。
「嬉しいなぁ、そんなふうに・・・。これからも、侑斗をよろしく!カードが
あと1枚で迷惑かけるけど」
ベッド脇にモモタロスが出てきた。
「そうだぞオデブ。だからアメちゃん、こっちにも持って来い」
何も言わないで協力してもらうのは虫が良すぎると、事情を説明するデネブ。
「侑斗は変身するために、あるものを消費してる。とても、大切なもの」
ぜんぜん説明になってないんですけど(^^;
後での良太郎の反応を見ると、視聴者が仲間はずれなだけで、良太郎には
具体的な説明があったのかな?

ひとり、夜の街を見下ろす侑斗。

翌日、尾崎と三浦が誇らしげに愛理に見せた新聞には、藤代リース社を
告発する記事が。社長は30歳だって。
そこに、アリに憑かれた藤代が現れた。髪がオールバックで、白目がない。
やがて来店した侑斗、倒れてうめいている尾崎たちを発見。床には白砂が。
「愛理さんが連れていかれた。良太郎君に、三ツ星工場跡へ来るようにって」

走る侑斗。
良太郎は、変身できる状態ではない。
《なるべく、俺が頑張る》
走るD侑斗。

薄暗い倉庫に閉じ込められている愛理。
しみだらけの天井を見上げ、「星・・・」

バイクにまたがって待っているアリ藤代。
「ゼロノスか。電王を呼び出したはずだが?」
「最初に言っておく。今日の俺はマジだ」
「ほう。結構なことだな」
愛理のいる場所は教えてくれたが、行かせてはくれない。
鉄パイプで襲い掛かる!

連絡を受けた良太郎・・・って、誰からの電話だ?そもそも、ケータロスって
普通に通話できるのか。
出て行こうとして看護師さんに見つかるが、M良太郎の「おばちゃん」発言で
見捨てられる:-)
「たまにはオデブにキャンディーの借り、帰してもいいよな。良太郎、あとで
体ボロボロになるぜ」でも憑依して戦う分には、怪我してても支障ないのね。

デネブが分離してアリの相手をする間に、愛理のところへ向かう侑斗。
しかし、キリギリスが行く手をさえぎる。
「ゼロノスだ〜。やっちゃうよ。やっちゃうってばよ。びょん、びょん」
ベルトを装着した侑斗、カードを手にためらう。
手拍子で変身を促すキリギリス。
そこにM良太郎の運転するマシンデンバードが突入。
「そんなもんさっさとしまって、姉ちゃんのほう行けってよ、良太郎が」
無言の侑斗、やがてうなずいて行く。
「ああぁ。なんか今日は痒くなることばっかしてんなぁ」
立ち直ったキリギリスを、ソードフォームに変身して迎えうつ。

扉を蹴破った侑斗に、愛理さんはいつもの調子。
「あらぁ、桜井君♪」

デネブVSアリ藤代に、電王VSキリギリスが合流。
「やはり1匹ずつ叩いていくしかないらしい」
アリが藤代から分離。
ふたたび戦いが始まる中、意識を取り戻した藤代が、情けない悲鳴をあげて
逃げ出す。

星座みたいな天井の模様を見ていたら、思い出したことがあるという愛理。
「私がお店を守りたかったのは、あそこが私たちの全部だから。私と、
良太郎と、それから・・・もう1人。たぶん、もう1人」

ふっとぶ電王とデネブ。特にデネブはもう立てないほどのダメージ。
クライマックスフォームになるには、まだリュウタが本調子じゃない。

遠い目をした愛理、「侑斗・・・」
侑斗に近づき、手を伸ばす。
その手が触れる寸前、外で派手な破壊音。
「あとで野上が迎えに来るから。ここにじっとしてて」

2対1となって苦戦の電王。それでもリュウタの時よりは善戦してるかな。
そこに侑斗が割り込み、ベルト装着。
「カードはお守りじゃないんだ。使うときに使わなきゃ、意味がないんだよ」
アルタイルフォームに変身。
「最初に言っておく。俺はかーなーり!強い」
「バカ野郎、かっこつけやがって」
キリギリスがバイクで襲い掛かり、電王もバイクで対抗。
デンバードと対等にバイクアクション、藤代のバイクって実はすごい性能?

ゼロノスはアリと剣戟。
最後はオーラボウガンで仕留める。

バイク組は外に出て、互いに叩き落される。
《モモタロス、僕もういけるよ。行っていい?》
「いいタイミングだ、小僧。カメ、クマ、いくぜ!」
コーヒー不要で、てんこ盛り成立。
突き出した剣をつかんで止めたキリギリスだが、
「見せてやるぜ。必殺、俺の必殺技」
剣先と一緒に吹っ飛ぶ。
「クライマックスバージョン!」動きはパート5と同じみたいだけど。
「やられちゃった〜」
「へへへへ。決まったぜ」
あ、今回は過去に行かなかった。

ゼロノスの手の中で、抜き取ったカードが消滅する。

縮こまっていた藤代、
「なんだってこんな目に。まさか、桜井の呪いじゃ・・・ん?桜井って誰だ?」
愛理も、
「もう1人・・・あら?もう1人?私と、良太郎と・・・おばあちゃん?」
離れて見ていた良太郎がうつむく。

じっとたたずむ侑斗。


劇場版、電王のことだけ忘れるなんて器用だと思ったけど、婚約者のことだけ
忘れた愛理と同じようなものか。さすが姉弟?

結局ゼロノスの新フォームはなし。じゃあ、8巻はアルタイルフォームかな。
5巻がベガフォームということで。

消費してるのはたぶん「存在の記憶」ということで、カードがなくなったら
存在の基盤がなくなって、イマジンみたいにこの時代から消えなきゃいけない、
というような話かと思ったんですが、そうでもないみたい。「桜井侑斗」の
存在の記憶は、確かに愛理さん以外からも消えたようですが。


今回もハナちゃんの出番はなく、次回はちびハナちゃんが。
うーん、これって長期欠場パターン。大丈夫かしら。

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★☆★ この世に正義がある限り、悪もなくなることはない:-) ★☆★

  小路 真木子(SHOJI Makiko)   shoji@kyoto-econ.ac.jp