日朝作業部会で北の罠にはめられるな
5日ウランバ−トルで日朝作業部会が2日間の予定で始まった。主要議題は拉致と国交正常化だが、最初の予定を変更して、第一日目が国交正常化、二日目が拉致問題となった。
このためか、北朝鮮の反応は比較的穏やかなものであったという。しかし、したたかな北朝鮮だから、二日目はどういう姿勢で出てくるのか、前回と同じく「拉致問題は解決済み」と言うならそれで物別れだが、米国のたび重なる譲歩で優勢にあると思っている北朝鮮は「再調査」を約束する、という手に出てくるかも知れない。
が、これが曲者なのだ、「再調査」はこれが二度目になるが、そう言っておいて、米国に対しては「拉致の進展があった」ことにして、念願の「テロ支援国解除」を迫り、再調査は口先だけで何もしないで、再び「解決済み」と返答するつもりでいる可能性は高いのだ。
北朝鮮が再調査を言いだしたら、それにたいしてすかさず、それにに対する細かい要求を出して、その条件を呑まない限り、再調査とは認めない、くらいなことを明言すべきである。
再調査で誤魔化すのが「ならず者国家」北朝鮮の常套手口だ。くれぐれも用心すべきである。「物別れ」にしても日本は痛くも痒くもないのだから。
村上新八
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
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